【看護師の面接】よくある質問と回答例5選!面接のポイントや身だしなみも徹底解説
著者: ゲートウェイ
更新日:2024/11/27
公開日:2022/06/24
看護師として新たな一歩を踏み出す面接。どんな質問を聞かれるのか、不安に感じる方も多いでしょう。この記事では、面接でよくある質問とその答え方を例文も交えて解説します。あわせて、面接成功につながる好印象を与えるためのポイントや身だしなみについて紹介するのでぜひ参考にしてください。
目次
看護師の面接のために事前に準備すること
面接を受ける前には、事前準備を入念に行いましょう。以下で詳しく解説するので、参考にしてください。
面接を受ける施設の情報収集
面接を受ける施設の情報収集は、面接対策の第一歩です。施設の理念や診療科目、職場環境について調べることで、志望先への関心を具体的にアピールできます。さらに、面接中に施設に関する具体的な質問をすると、意欲と理解度が伝わりやすくなるでしょう。
また、施設の理念や価値観への理解は、自分の目指す方向性と合致しているかを確認するうえでも大切です。しっかりと情報を把握することで、自分がその職場に適しているかを見極め、相手にも好印象を残せるでしょう。
持ち物の準備
履歴書や職務経歴書
・資格証明書
・筆記用具
など
面接時には、履歴書や職務経歴書などの重要な書類を準備しましょう。事前に郵送している場合でも、当日用にコピーを取っておき、面接前に読み返すことで内容を再確認できます。
また、応募先から指定された持ち物がある場合は、忘れないようチェックリストを活用すると安心です。準備不足は当日の緊張を招く原因にもなるため、余裕を持って確認・準備を行い、自信を持って面接に臨みましょう。
アクセスの確認
面接当日に遅刻しないためには、事前にアクセスの確認が欠かせません。公共交通機関を利用する場合、乗り換え案内や時刻表を調べ、余裕を持って到着できるように出発しましょう。自家用車で向かう場合は、駐車場の有無や料金も事前に確認しておくと安心です。
また、面接会場の周辺地図や最寄駅からの道順をあらかじめ把握しておけば、当日に迷うリスクを減らせます。スムーズに会場へ到着できる準備を心がけてください。
身だしなみの確認
面接における第一印象は非常に重要であり、清潔感のある服装や控えめな髪型・メイクが基本です。看護師という職業柄、清潔感がとくに重視されるため、爪の長さや靴の汚れなど細かい点にも気を配りましょう。服装や身だしなみが整っていることで、自身の印象が好意的に映ります。服装や身だしなみに関しては、以下で詳しく解説します。ぜひ参考にしてください。
看護師の面接「自己紹介」の回答例
看護師の面接での自己紹介は、第一印象を左右する大切なステップです。以下の3つを簡潔に伝えることがポイントとなるため、しっかり確認しておきましょう。
・フルネーム
・学歴・職務経歴
・強み・志望動機(簡潔に)
自己紹介で名乗るときはフルネームで伝え、自分の学歴や職務経歴をはじめ、強みや志望動機、貢献したい意欲を積極的にアピールしましょう。自己紹介は短く明瞭に、面接官の興味を引きつけるよう意識すると印象がよくなります。
【回答例】
〇〇と申します。〇〇専門学校を卒業後、〇〇病院で3年間勤務しました。患者さんの気持ちに寄り添う看護を心がけ、チームでの連携も大切にしています。貴院でさらにスキルを高め、貢献したいと考えています。
【職場別】看護師の面接「志望動機」の回答例
志望動機は、面接で最も重視されるといっても過言ではないポイントです。面接官が志望動機を質問する意図は「ここで働く意欲はあるか」「数多くある求人の中からなぜうちを選んだのか」を確認するためです。看護師として志望先で働く意欲・熱意をアピールするためにも、志望動機には力を入れましょう。
【看護師の志望動機のポイント】
・経験から生まれた自分の思いを述べる
・自分を採用するメリットをアピールする
・採用側の求める人物像・理念に沿った内容にする
志望動機を作成する際には、まず求められる看護師の役割を理解しておくことが重要です。看護師には細やかな気配りや高いコミュニケーション能力が求められ、人間性も重視されます。この点に絡めた長所をアピールすることで、自身を採用するメリットを伝えられるでしょう。
また、志望先を選んだ理由を具体的に述べることも大切です。施設の理念に共感できる点や、自分の経験がどのように活かせるか、目指す看護スタイルなど、なぜこの施設を選んだのか志望動機を考えてみましょう。
【回答例】
私が貴院を志望する理由は、患者さん一人ひとりに寄り添った看護を実践されている点に強く共感したからです。前職では、急性期病棟での経験を通じて、患者さんとのコミュニケーションの重要性を学びました。貴院の理念に基づき、チーム医療に貢献しながら、さらにスキルを高めていきたいと考えています。私の持ち前の細やかな気配りと、患者さんへの真摯な姿勢を活かし、貴院に貢献できると信じています。
介護業界の看護師の志望動機のポイント
ひとくちに介護施設といっても、その種類はさまざまです。下記で代表的な介護施設の特徴を踏まえた、介護業界の看護師の志望動機例をご紹介します。ご自身の志望動機に合った内容を参考に、オリジナルの志望動機を考えてみましょう。
特別養護老人ホーム
特別養護老人ホーム、通称「特養」は要介護度の高い高齢者が入所する公的な介護保険施設です。看取りに対応している施設も多く、看護知識・スキルが活かせる職場です。志望動機では、上記のように高齢者看護の経験や知識がアピールできると良いでしょう。
【回答例】
私が貴院を志望する理由は、これまでの看護経験を活かして高齢者看護や看取りケアに携わりたいからです。急性期病棟での勤務を通じて、患者さんの急変に対応し、チームでの連携の大切さを学びました。この経験をもとに、入所者の生活を支え、よりよい環境を提供したいと考えています。貴院の理念に共感し、心温まる看護を実践しながら、より深い信頼関係を築けるよう努力したいと思っています。
介護老人保健施設
介護老人保健施設、通称「老健」は医療に近い介護施設です。そのため、看護経験・スキルを介護業界で活かしたい方におすすめの職場です。
【回答例】
私が貴院を志望する理由は、高齢者看護のスキルをさらに磨きたいと考えているからです。これまでの看護経験を活かし、医療に近い介護現場で入所者の健康をサポートすることに意義を感じています。また、貴院の取り組みや理念に共感し、よりよいケアを提供することで、利用者さんの生活の質向上に寄与したいと思っています。私の看護知識とスキルを活かし、貴院の一員として貢献できるよう頑張りたいです。
有料老人ホーム
有料老人ホームは「介護付き」「住宅型」「健康型」と3タイプの施設があり、それぞれ利用者さんの特徴も異なります。看護師の主な役割は健康管理ですが、施設の特徴に合ったアピールポイントを入れ込んでみてください。
【回答例】
私が貴院を志望する理由は、日常生活に密着した医療ケアを行いたいからです。病院看護で培ったコミュニケーションスキルを活かし、入所者さんとの中長期的な関係を築きながら、よりよい看護を提供したいと考えています。貴院の理念に共感し、日常生活に寄り添ったケアを通じて、利用者さんの生活の質を向上させるお手伝いができれば幸いです。私の経験と情熱を活かし、貴院に貢献したいと強く願っています。
グループホーム
グループホームは認知症を患っている高齢者が入居する施設です。そのため、志望動機には認知症ケアに関わるポイントを入れ込んでみてください。
【回答例】
私が貴院を志望する理由は、認知症介護に強い関心があるからです。これまでの看護経験を通じて、認知症の方が抱えるさまざまな課題に対する理解が深まりました。貴院の取り組む認知症看護に携わり、患者さんの生活の質を向上させる支援を行いたいと考えています。利用者さんとの信頼関係を築き、温かい環境で寄り添ったケアを提供することで、心豊かな日常をサポートしたいと思っています。
介護業界未経験で転職する志望動機のポイント
・看護経験の活用
・コミュニケーションスキル
・積極的に学ぶ意欲
未経験で介護業界に転職する場合、高齢者介護・看護への関心をアピールすることがポイントです。たとえば、「病棟で入院する高齢患者さんの看護を通して介護業界に関心をもった」「祖父母など身内の介護を通じて、介護業界で看護経験を活かしたい」などといった内容が挙げられます。未経験であっても介護業界に興味があること、興味をもったきっかけや自分が活かせる看護スキルをアピールすることで効果的な志望動機となるでしょう。
【回答例】
私が介護業界に転職を希望する理由は、看護師としての経験を活かし、医療的な視点で利用者さんの生活を支えたいからです。これまで患者さんと接するなかで、人との信頼関係の重要性を痛感しました。介護の現場でも、心に寄り添ったケアを提供し、利用者さんやそのご家族と共に歩んでいきたいと考えています。介護業界未経験ですが、学ぶ姿勢を持ち続け、貴院に貢献できるよう努力したいと思っています。
看護師の面接「自己PR」の回答例
面接では自分の長所を面接官の心に響くようにアピールできると理想です。ここでは、自己PRについてみていきます。
自己PRに入れ込むべき看護師に求められるスキル
下記は、看護師に求められる基本的なスキルです。
・基本的な看護技術
・コミュニケーション能力
・判断力
・観察力
・協調性
コミュニケーション能力や思いやり、緊急時の判断力、日頃からの観察力です。相手に寄り添った看護・介護を提供するため、そして高齢者が健やかな生活を送れるようにするためには看護・介護以外のスキルも重要なのです。看護師の役割や求められるスキルを押さえ、ご自身の強みをアピールしましょう。
【回答例】
私の強みは、豊富な看護経験に基づくコミュニケーション能力と、患者さんに寄り添った思いやりです。急性期病棟での勤務を通じて、緊急時の判断力や迅速な対応力を磨きました。とくに、高齢者や認知症の方へのケアに関心をもち、日頃から観察力を活かして状態の変化に気づくことに努めています。これらのスキルを活かし、貴院で利用者さんの生活の質を向上させるお手伝いができると自信を持っています。
介護施設での看護師の役割
看護師の役割は、高齢者の生活を医療的な面からサポートすることです。主な仕事内容は健康管理や基本的な医療行為となり、容体が急変した時は看護師が状況を判断して一次対応を行います。医師が常駐しない施設も多いため、医療的な判断は看護師に委ねられるシーンが多くあります。こうした看護師の役割を理解し、自分の強みや経験、スキルの中からアピールできるポイントを見つけることがポイントです。
【回答例】
私の強みは、急性期病棟での経験を通じて培った健康管理や一次対応のスキルです。医師が常駐しない施設でも、冷静に状況を判断し、適切なケアを提供する自信があります。とくに、利用者さんの状態変化に気づく観察力には自信があり、安心できる生活をサポートしたいと考えています。
看護師の面接でよくある質問と回答例5選
ここでは看護師面接でよくある3つ質問、そして答え方のポイントをお伝えします。
1.前職の退職理由を教えてください
【ポイント】
・キャリアの成長
・働き方の見直し
・専門性の追求
退職理由を尋ねるのは、「候補者がすぐに辞めないか」「同じ理由で再度辞職しないか」「長期的に働く意欲があるか」を確認するためです。ネガティブな理由をそのまま伝えるのではなく、ポジティブに言い換えましょう。
また、前職の不満や愚痴をこぼすような回答はNGです。面接官に悪印象を与える内容には注意してください。あくまで前向きな転職理由を伝えることが重要です。
【回答例】
前職では、急性期病棟での看護を通じて多くのことを学びましたが、より専門性の高い分野での成長を目指すために転職を決意しました。私の目指す看護スタイルは、より患者さんに寄り添ったケアを提供することです。貴院の理念に共感し、経験を通じてスキルをさらに磨き、長期的に貢献できると考えています。今後は、チームの一員としてよりよい環境を作り、患者さんの生活の質を向上させるために尽力したいです。
2.あなたの長所・短所はなんですか
【ポイント】
・具体的なエピソード
・ポジティブな表現
・看護師としての役割に関連した長所や短所を選ぶ
長所・短所を質問する意図は、「自分を客観的に理解できているか」「長所が仕事に活かせるか」「短所が仕事に影響しないか」を知るためです。長所は、具体的なエピソードを交えて志望先で活かせる強みをアピールしましょう。
短所については人間性に問題があると思われないようにすることが重要です。不足しているスキルや能力に焦点を当て、改善に向けた努力をポジティブな表現で示すことで、前向きな姿勢を伝えられます。また、看護師としての役割に関連した長所や短所を選べば共感を得られるでしょう。
【回答例】
私の長所は積極的にコミュニケーションを図ることです。前職では患者さんとの信頼関係を築くために、相手の気持ちを理解し寄り添うことを心がけました。具体的には、認知症の方と日々の会話を重ね、少しずつ心を開いてもらえた経験があります。一方、短所は、慎重すぎるところです。物事を深く考えるあまり、行動が遅れてしまうことがあります。しかし、その点を改善するために、業務を効率よく進めるためのタイムマネジメントを意識し、日々努めています。
3.あなたの看護観を教えてください
【ポイント】
・具体的な例を交える
・志望先の理念と関連付ける
・柔軟性をアピール
看護観を説明する際は、具体的な経験を交えることで説得力を高めましょう。たとえば、患者のニーズに寄り添った看護を提供したエピソードなどが効果的です。
また、志望先の理念と関連づけることで、自分の看護観がどのようにその施設にフィットするかを示せます。さらに、柔軟性をアピールし、自分の看護観が変化してきた経緯や、異なる視点を受け入れる姿勢をもっていることを伝えるとよいでしょう。
【回答例】
私の看護観は、「患者一人ひとりの声に耳を傾け、その人らしい生活を支えること」です。以前、認知症の患者さんと接する際、相手の小さな喜びや不安を理解し、安心感を持ってもらえるように心がけました。この経験から、患者のニーズに寄り添うことの重要性を実感しました。また、貴院の「人を大切にする」という理念に共感し、柔軟なアプローチで看護を提供していきたいと考えています。
4.患者さんとの印象的なエピソードはありますか
【ポイント】
・具体的なエピソードを用意する
・感情を込めて伝える
・学びや成長を示す
患者さんとの印象的なエピソードを語る際は、具体的な事例を用意することが重要です。たとえば、患者さんとの交流を通じて感じた想いや状況を詳細に話すことで、面接官に感動を与えられます。
また、エピソードを通じて自分がどのように成長したか、どんなスキルや知識を得たかを明示することで、看護師としての自己成長をアピールできるでしょう。このように感情と経験を結びつけると、より深い印象を残すことができます。
【回答例】
ある患者さんが入院中に寂しさを感じている様子を見て、毎日お話し相手になることを心がけました。最初は無口でしたが、徐々に会話が弾みはじめ、笑顔を見せてくれるようになりました。このエピソードを通じて、患者さんの感情に寄り添う大切さを学び、今後の看護に活かしていきたいと考えています。身体だけでなく心のケアしていける看護師としてお役に立てればと思います。
5.これからのキャリアプランを教えてください
【ポイント】
・短期的・長期的な目標を明確にする
・自己成長への意欲をアピール
・組織への貢献を強調する
キャリアプランを伝える際は、短期的・長期的な目標を明確にしましょう。たとえば、短期的には専門的知識を深め、長期的には資格取得など、自己成長への意欲をアピールし、継続的な学習やスキル向上に努める姿勢を伝えます。
そして、もっとも大切なのは、志望先の組織にどのように貢献するかを考えることです。自分の成長が、組織の理念や目標にどのように寄与するかを示すことで、面接官に強い印象を与えられます。
【回答例】
私のキャリアプランは、看護の専門性を高めるために、まずは実務経験を積みながらキャリアアップに必要な資格を取得したいと考えています。とくに、高齢者看護に関心があり、その分野でのスキルは磨いていきたいです。長期的には、リーダーシップを発揮し、チームをまとめる役割を担い、よりよい医療環境を提供することを目指します。自己成長を追求しながら、組織に貢献できる看護師として成長していきたいです。
看護師の面接の「逆質問」のコツ例
・具体的な質問を用意する
・ネガティブな印象を与えない
・志望先の理念や方針に関連付ける
逆質問は、面接のなかで志望先への関心を示す重要な機会です。具体的な質問を用意することで、志望先についての理解を深め、自分の興味や熱意をアピールできます。「質問はありません」との回答は、面接官にやる気のなさを印象づけてしまうため、必ず事前に考えておきましょう。
また、「調べればわかること」や「待遇」に関する質問は、かえってマイナス評価になってしまう可能性があるため避けるべきです。できる限り、施設の理念や求める看護師像、実際の業務内容に関する質問を心がけましょう。
【逆質問の例】
・「貴院が求める看護師の理想像について教えていただけますか?」
・「実際の業務内容について、具体的にどのようなことを行っているのか教えていただけますか?」
・「貴院の理念に基づいた看護実践の事例を教えていただけますか?」
看護師の面接で面接官が見ているポイント
面接官は候補者を見極めるため、さまざまなポイントを見ながら面接を行っています。事前にしっかり確認し、対策しておきましょう。
コミュニケーション能力
看護師は、患者や医療スタッフと円滑なコミュニケーションをとれるかどうかが重要です。面接官は、質問への回答だけでなく、相手の話に耳を傾ける姿勢や表情、相槌や質問の仕方からも、候補者のコミュニケーション能力を見極めています。
また、看護師は多職種と連携して働くことが多いため、異なる職種の人々とスムーズに協力できるかどうかも評価の対象です。
目線・態度
面接における目線や態度は、第一印象を大きく左右する重要なポイントです。しっかりと面接官の目を見ることで、自信や誠実さを示すことができ、よい印象を与えられます。
また、背筋を伸ばし、落ち着いた態度で臨みましょう。目を逸らしたり姿勢が悪かったりすると、不安や無関心を印象づけてしまい、面接の評価に影響を及ぼすことがあります。
マナー・一般常識
面接では、社会人としての基本的なマナーが重要視されます。挨拶や言葉遣い、身だしなみといった基本的なマナーがしっかりしているかどうかは、面接において重要なポイントです。清潔感のある服装や整った髪型は、プロフェッショナリズムを示し、第一印象を良くします。マナーが身についていることは、看護師としての資質の一部として評価されるでしょう。
仕事への熱意
面接では、看護師として働く熱意や意欲があることを伝えるのは非常に重要です。看護師を志望する理由や、どのようにして看護師として成長したいと考えているかを具体的に伝えましょう。
たとえば、患者さんに寄り添ったケアを提供するためにどのような努力をしているか、また過去にどんなスキルを磨いてきたかを具体的に示すことで、熱意が伝わります。さらに、将来のキャリアプランについても触れると、長期的な視点を持った看護師としての意欲をアピールできるでしょう。
看護師の面接の服装・身だしなみ
面接は第一印象が重要であるため、服装には気を遣う必要があります。男女共通して重要なのは「清潔感があること」「TPOをわきまえた服装ができていること」です。ここでは、看護師面接での服装・身だしなみについてみていきます。
※これらはあくまで一例です。
女性の服装・身だしなみ
面接での服装は、スーツであれば失敗することはないでしょう。「服装自由」と指定がある場合でもスーツが無難であり、私服でいくのであればオフィスカジュアルを意識するのが大切。下記は、服装・身だしなみにおける細かいポイントです。
・転職活動でのリクルートスーツは避ける
・スカートは膝丈
・ストッキング着用
・靴はヒール高5cm程度の無地のパンプス
・長い髪はまとめ、前髪は目にかからない長さにする
・髪の明るさは7トーン以下
・ナチュラルメイク
・派手なネイルや長い爪は避ける
・結婚指輪以外のアクセリーは外す
そのほか、面接前に服にシワやシミがないかを確認しておきましょう。
男性の服装・身だしなみ
男性の服装も女性と同じく、無難にスーツがおすすめです。私服の際はビジネスカジュアルを意識し、清潔感ある服装を意識してください。服装・身だしなみについても女性と大きく変わる点はなく、清潔感が重要です。男性特有のポイントでいえば「髭は全て剃る」「眉毛を整える」ことなどが挙げられます。服にシワやシミがないかも確認し、ビジネスマナーを守った服装を心がけてください。
・しわがなく、清潔感のある服装
・体に合ったサイズの服を選ぶ
・落ち着いたシンプルな色合いの服を選ぶ
・髪型やひげ、眉毛の手入れ
・靴は磨いて清潔に保つ
看護師の面接に関するQ&A
ここでは、看護師の面接に関する疑問をQ&A形式で解説します。面接に不安な方は、ぜひ参考にしてください。
Q. 看護師の面接で回答する際のポイントは?
A.具体的なエピソードを交え、自身の経験や実績を示しましょう。
看護師の面接で回答する際のポイントは、具体的なエピソードを交え、自身の経験や実績を示すことです。ポジティブな表現を心がけたり、ネガティブな内容でも前向きに捉えたりして、自分の成長に結びつけましょう。
また、志望先の理念や方針に関連づけて回答することで、関心や熱意をアピールできます。さらに、柔軟性や自己成長への意欲を示すとよいでしょう。
Q. 看護師の面接のマナーは?
A.社会人としての基本的なマナーを心がけましょう。
看護師の面接では、基本的なマナーが非常に重要です。清潔感のある服装と身だしなみを心がけ、時間に余裕を持って会場に着くようにしてください。面接中は、相手の目を見て話し、適切な言葉遣いや挨拶を心がけましょう。
また、話し相手に対する関心を示す態度も大切です。面接終了後は、お礼の言葉を伝えることも忘れないようにしてください。
Q. 看護師の面接は何分くらい?
A.30分から60分程度が一般的です。
看護師の面接は、一般的に30分から60分程度が多いです。面接の長さは施設や病院の規模、面接官の人数によって異なる場合があります。短時間の面接でも、自己紹介や志望動機、過去の経験、看護観などについて具体的かつ簡潔に話すことが重要です。また、面接の終盤には逆質問の時間が設けられることも多いので、事前に備えて質問を考えておくとよいでしょう。
Q. 看護師の面接で落ちそうな気配はどんな場合?
A.面接時間が極端に短い場合や、面接官の反応が薄い場合などがあげられます。
たとえば、面接時間が極端に短い場合、面接官が候補者に興味をもっていない可能性があります。また、面接官の反応が薄いと、自分のアピールが伝わっていないか、面接官が関心をもっていないと考えられるでしょう。事前にしっかり面接対策を行い、相手に興味をもってもらえるような伝え方を心がけてください。
Q. 看護師の面接で受かる人・落ちる人の特徴は?
A.受かる人は明確で具体的なアピールができる、落ちる人は対話が一方通行で回答があいまい、という特徴があります。
看護師の面接で受かる人は、明確な志望動機と自己PRを持ち、具体的なエピソードを交えて自分の経験をアピールできる人です。また、相手の話をしっかりと聞き、柔軟な対応ができるコミュニケーション能力も高いです。一方、落ちる人は、漠然とした理由や準備不足であいまい回答をしたり、面接官との対話が一方通行になったりする人です。基本的なマナーや身だしなみが整っていない場合も、評価を下げる要因の一つになるので注意しましょう。
面接対策を入念に行い、看護師としてのキャリアアップを目指そう
看護師の面接では、自分の志望動機や成長意欲をしっかり伝えましょう。面接官は、候補者のコミュニケーション能力やマナー、そして熱意を見極めます。具体的なエピソードを交え、自分の経験や学びを語ることで、印象を深められるでしょう。また、逆質問を通じて志望先への興味を示すことも大切です。自分の魅力を最大限にアピールして、看護師としてのキャリアアップを目指しましょう。
ソラジョブでは、看護師をはじめとしたさまざまな求人を豊富に取り扱っています。希望条件ごとに細かく検索できるため、自分に合った求人を見つけるのにおすすめです。また、転職や仕事内容などのお役立ち情報も掲載しているので、お悩みの方はぜひ参考にしてくださいね。
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著者プロフィール
ゲートウェイ
異業種含め、人事採用担当として15年以上のキャリアを積んだ経歴を持つ40代男性。現在はソラストの介護採用スタッフとして活躍している。スタッフの負担軽減のため、IT導入や業務ルールの改善に強みを持つ。