介護職の志望動機例文16選!未経験・職種・職場別の書き方や注意すべきNG例を紹介
著者: ゲートウェイ
更新日:2024/09/26
公開日:2020/02/14
介護職への転職を考えるとき、志望動機が思いつかない方もいるでしょう。未経験から介護職への転職や、異なる職種・職場に転職する場合、何をアピールしたらよいか悩んでしまいがちです。今回は、介護職のケース別の志望動機例文と書き方を紹介します。志望動機を書くときの注意点も解説しますので、熱意が伝わる志望動機を書きましょう。
目次
介護職が志望動機を書く前にすべきこと
【志望動機を書く前のポイント】
・介護職で働きたい理由を明確にする
・応募先の職場が求めている人物像などのニーズを調査する
・自分の強みや経験・身につけたスキルを整理する
・簡潔にまとめることを意識する
志望動機は、読み手がイメージしやすいように書くことが大切です。まず「なぜ介護職で働きたいのか」を最初に書き、介護職で働きたいと考える理由を明確に伝えましょう。
次に、応募先に合わせた動機を書くことも重要なポイントです。どの介護施設でもよい、という考えではなく、「ここでなければならない」と伝えられるような動機があるとよいでしょう。事前に応募先の特徴を確認して、施設がどのような介護職員を求めているのか具体化し調べておくのがおすすめです。
また、同じ表現は繰り返さず、簡潔に内容をまとめることも意識しましょう。
【介護職向け】志望動機を書くときの3つのコツ
就職や転職時に採用担当者必ずチェックされる志望動機。ここでは、志望動機を書くときのコツを紹介します。
応募先を選んだ理由を明確にする
数ある介護職の職場の中からなぜ応募先を選んだのか、その理由を明確に書きます。具体的には、応募先の特徴や運営方針などを盛り込むとよいでしょう。
応募先の施設に関する特徴や職場の魅力などを志望動機に盛り込むことで、志望動機に説得力が生まれます。どんな職場にも当てはまる特徴ではなく、「応募先施設ならではの特徴」を書きましょう。
経歴などを活かしたアピールポイントを入れる
これまでの職歴や経歴の中で介護職に活かせるものがあれば、アピールポイントとして書きます。仕事で学んだ知識や経験、特殊なスキルなどが介護職の現場でどのように貢献できるのかを具体的に説明しましょう。
社会経験以外でも、自分の得意なことや好きなことなどを介護職に絡めてアピールポイントにできます。たとえば、人と話をするのが好きであれば、コミュニケーションの必要な介護職のアピールポイントとして活かせるでしょう。
将来のビジョンや目標を盛り込む
実際に職場で働くことになったときに、具体的に何をして、何ができるようになりたいのか将来のビジョンや目標を書きます。介護職の業務について、目標を持ち成長に意欲のあることを伝えることが大切です。
たとえば、介護職に関する資格を取得して、キャリアアップを図りたいとアピールすればやる気が伝わります。
【ケース別】介護職の志望動機例文10選
介護職の志望動機例文を、未経験やブランクがある場合などケースごとに紹介します。
【未経験の場合】介護職の志望動機例文2選
【書き方のポイント】
・介護職に就きたいと思った具体的な理由を入れる
・自分の経験や長所を仕事でどう活かせるのかアピールする
志望動機には、なぜ介護職に就きたいと思ったのか具体的な理由を入れます。自分のこれまでの具体的な経験や長所がどのように介護職で活かせるのかを書くと効果的です。身内の介護の経験や接客の経験などはアピールをしやすいでしょう。自身の過去を振り返り、介護職に活かせる経験や長所がないか探すことが大切です。
【例文1】
前職では接客の仕事をしていました。高齢のお客様も多く介護が必要な方もいらっしゃり、とくに認知症の方への対応の難しさを痛感していました。次第に介護の仕事に興味がわくようになり、認知症の方々の社会との関わりを支援したいと考えるようになりました。貴社のグループホームでは認知症の利用者の方々が社会や人々と関わりを持ちながら生活することを大切にしていると伺い、その理念に共感いたしました。前職で得たスキルを活かしてお役に立てるよう頑張りたいです。
【例文2】
身内が高齢になり、介護が必要となったことをきっかけに、介護の奥深さを知りました。家族の介護はとても大変でしたが、プロの方に助けてもらい、心が軽くなる経験を何度もしました。次は私が介護の必要な方とその家族の役に立ちたいと感じ、介護の仕事に就きたいと考えるようになりました。前職で培った接遇マナーを活かしながら、常に学ぶ姿勢を忘れずに腰を据えて勤務していきたいと考えています。
【経験がある場合】介護職の志望動機例文2選
【書き方のポイント】
・経験を活かし、新しい環境で何をしたいのかをアピールする
・具体的に何に対応できるのか、どんなことができるのかを伝える
介護職経験者の場合は、自身のスキルや資格、知識について具体的にどんな業務に対応できるのか、何ができるのかを伝えることが重要です。事前に応募先の特徴を調べておき、自分の経験を活かせるポイントを確認しておきましょう。
【例文1】
在宅復帰のための支援に多大な実績のある貴社の介護理念に深く共感しています。とくに、市民に向けた講演会やサロンの開催など、介護が必要となっても住みよい町づくりを何年も続けておられることに感激しました。前職では、介護職部門の主任を勤めており、一連の仕事は経験しています。これからは施設の中に留まらず、地域住民の近くにある専門職として努力したいと考えています。
【例文2】
長年、介護福祉士として施設に勤務しておりましたが、このたびケアマネジャーの資格を取得しました。自宅で生活する高齢者とその家族が、無理なく安心して暮らせるように支援したいと考えるようになり、転職を決意いたしました。ケアマネジャーとしての勤務経験はありませんが、これまでの仕事で身に付けた知識や経験と、常に相手の立場にたって考える謙虚な気持ちを忘れず、より一層成長したいと考えています。
【ブランクがある場合】介護職の志望動機例文2選
【書き方のポイント】
・ブランクの理由やブランク期間は何をしていたのかを書く
・復帰を考えるようになったきっかけを書く
介護職のブランクがある場合は、志望動機にブランクの理由とブランクの間に何をしていたのかを書きます。子育てや身内の介護など正直にブランクの理由を書きましょう。また、なぜ介護職に復帰したいと考えるようになったのか、説得力のある理由やきっかけも書いておきます。復帰する理由を志望動機と絡めることで説得力が生まれるでしょう。
【例文1】
学生時代に介護福祉士を取得し、しばらくは高齢者福祉施設の介護職として勤務しておりました。結婚・出産を機に退職しましたが、仕事への情熱は続いており再び介護職として働きたいと思い、応募いたしました。貴社が、さまざまな学会等でケアの成果を報告されていることは、以前より知っておりました。私も常に勉強し、よりよいケアが提供できるよう努力し続けたいと考えています。これからは、新たな資格取得にも積極的に挑戦し、貴社に貢献していきたいです。
【例文2】
大学を卒業してから10年ほど介護職として働いていました。子育てに専念するために業界を離れていたのですが、子育てが落ち着いたため再び介護職に就きたいと考えました。子育て中も介護の勉強をしていて、資格取得を目指しています。今後は、自身のスキルや経験を活かして、貴社で常勤として勤務したいと考えております。
【転職回数が多い場合】介護職の志望動機例文2選
【書き方のポイント】
・過去の勤務先で培った経験をポジティブに書く
・これから長期で働きたい意思を明確に書く
転職が多い場合、今まで働いてきた勤務先での経験、身につけたスキルや知識などを具体的な内容を含めてアピールするとよいでしょう。異業種の転職が多い場合でも、経験を整理して介護職につながるような経験を伝えると好印象です。
また、転職回数が多い場合は、転職してもすぐ辞めるのでは、と思われがちなので、長く働きたい意思を伝えましょう。
【例文1】
私はデイサービスで介護の仕事を始めて以来、特別養護老人ホーム、グループホーム、訪問介護事業所と複数の職場で介護職として勤務してきました。ひと口に介護施設といっても、施設によって利用者さんの状況も異なります。さまざまな事情がある利用者さんのケアに携わってきた経験から、コミュニケーションを上手に取りながら介助ができるようになりました。貴社においても、コミュニケーションスキルを活かして、柔軟な声かけや介助を行ってまいりたいと思います。
【例文2】
新卒で就職した企業では営業職として勤務しました。次第に、もっと人の役に立つ仕事がしたい、コミュニケーションを取りたいと考えるようになり、介護施設に転職して在宅介護と施設介護の両方を経験しました。さまざまな視点から介護職に必要なスキルを得ることができたと自負しております。今後この経験を活かし、長いスパンで勤務したいと考えています。
【40代・50代の場合】介護職の志望動機例文2選
【書き方のポイント】
・培ってきた経験やスキルを介護のどんな場面で活かせるのかアピールする
・家族の介護経験など身近な実体験を盛り込む
これまでの仕事で培ってきた経験や知識、スキルが介護においてどんな場面で役立つのか具体的に書きます。たとえば、営業職についていた場合は、コミュニケーション力をアピールできるでしょう。
また、40代や50代であれば、身近なところで家族の介護を見てきたり、経験したりするケースも増えるでしょう。介護に関わったことがある経験をアピールすると、志望動機の説得力が増します。
【例文1】
父親が介護施設でリハビリを受けた経験から介護職に興味を持ち、リハビリに力を入れている貴社を志望しました。これまで介護とは直接関わりのない営業職に従事してきましたが、幅広い年齢層の人たちとコミュニケーションを取ってきた経験は、貴社での介護業務に活かせると考えています。介護に関する勉強も始めており、貴社で働きながら資格取得を目指して、ケアの質を高めていきたいです。
【例文2】
これまで勤めてきた会社を早期退職し、今後は誰かのためになる仕事に就きたいと考えました。前職は建築関係であり、体を動かす機会の多い仕事に取り組んできたため、体力には自信があります。身内が訪問介護を受けていたため興味を持ち、訪問介護に力を入れている貴社を志望しました。利用者さんと年代が近いことから、きめ細かなケアや気配りができると考えております。
【職種・職場別】介護職の志望動機例文6選
介護職といっても、デイサービスやグループホームなどさまざまな就職先があります。また、ケアマネジャーや生活相談員といった専門的な立場へ転職することもあるでしょう。職種や職場別の志望動機例文を紹介します。
【ケアマネジャーへの転職】介護職の志望動機例文
ケアマネジャーになるためには資格が必要です。なぜ資格を取得しようと思ったのか、きっかけを具体的に書くとよいでしょう。ケアマネジャーとして働きたい熱意を伝えることができます。
また、今までの介護職での経験も書き、さまざまな視点から介護について考えられる人材であることをアピールしましょう。
【例文1】
介護福祉士として8年間、有料老人ホームで経験を積んできました。利用者さんとコミュニケーションを取る中で、利用者さん一人ひとりに合うケアを考えたいと思うようになり、ケアマネジャーの資格を取得しました。
ケアマネジャーとしての業務経験はありませんが、介護福祉士として介護ケアに携わってきた経験を活かし、利用者さんはもちろんご家族からも頼っていただけるようなケアマネジャーになれるよう、頑張りたいと考えております。
【例文2】
数年前より祖母の介護が必要となり、ケアマネジャーの方にお世話になりました。祖母や私たち家族のことも考えてケアプランを作成していただいたおかげで、本人はもとより家族の負担も減り、生活も安定しました。この経験から居宅介護支援に興味を持ち、ケアマネジャーの資格を取得しました。在宅での介護を必要とする方と、ご家族に気持ちに寄り添ったサポートができるようになりたいと思っています。
【生活相談員への転職】介護職の志望動機例文
生活相談員は、介護施設の利用を希望する方の相談を受け、必要な手続きや関係機関との連携・調整を行う職種です。基本的には社会福祉士や精神保健福祉士といった資格が必要ですが、一定以上の介護業務経験(※)があれば生活相談員になれる自治体もあります。未経験の応募が可能な求人もありますが、介護経験がある場合にはアピールするとよいでしょう。
※自治体によって条件は異なります。
【例文1】
私はこれまでデイサービス施設で、介護福祉士として5年ほど勤務してまいりました。利用者さんと触れ合う中で、より近くで利用者さんをサポートできるスキルを身につけたいと思い、社会福祉士の資格を取得しました。これまで介護福祉士として現場で勤務した経験を活かし、利用者さんやご家族に安心感を提供できる生活相談員になりたいと考えています。
【例文2】
特別養護老人ホームに4年間勤務した中で、利用者さんと介護職員の間に立ち課題を解決する生活相談員になりたいと考え、社会福祉士の資格を取得しました。前職では生活相談員のポジションに空きがなく、生活相談員になるために転職を希望しています。これまでの経験を活かし、利用者さんの希望を叶えられる生活相談員になりたいです。
【サービス提供責任者への転職】介護職の志望動機例文
サービス提供責任者は、訪問介護事業所に配置が義務づけられている職種で、ケアマネジャーとヘルパーを結ぶ役割を担っています。ケアマネジャーが作成したケアプランをもとに、実際に提供するサービスの計画を立案したり、利用者さんやご家族に方針の説明をしたりします。志望動機は、数ある介護職の中でもなぜサービス提供責任者に転職したいのかを具体的に書きましょう。過去の介護職の経験を踏まえて、きっかけを書くのもおすすめです。
【例文1】
3年間ホームヘルパーとして勤務していた中で、ケアマネジャーとヘルパーをつなぐサービス提供責任者になりたいと思い、介護福祉士の資格を取得しました。コミュニケーションを密に取り、利用者さんやご家族へ分かりやすく説明をするなど、サービス提供責任者としての職務を全うしたいと考えています。
【例文2】
私はこれまで、ホームヘルパーとして介護に携わってきました。綿密に組まれた訪問看護サービスの計画などを見るたび、利用者さんのために私もこのような仕事がしたいと感じ、サービス提供責任者への転職を決意しました。ヒアリングやモニタリングから課題や改善点を見つけ、よりよいサービスが提供できるよう頑張りたいです。
【デイサービスへの転職】介護職の志望動機例
なにかきっかけがあってデイサービスへの転職を考える場合には、具体的に書くとよいでしょう。仕事でなくても家族を介護した経験があるなども有効です。また、施設の理念などを確認し、合致する部分があればアピールしましょう。
【例文1】
これまで介護老人保健施設で勤務してきました。研修に参加した際に、デイサービスで仕事をされている方のお話を伺い、地域で暮らす高齢者の生活を支える仕事について興味を持ちました。身体介助のみならず生活全般をサポートすることは、私が理想とする介護に近いと感じ志望いたします。
【例文2】
私は、アパレル業界で販売員をしてきました。しかし、介護が必要となった母がデイサービスに通うようになったのを機に、デイサービスの役割の大きさやありがたみを実感しました。もともとコミュニケーションを取ることが好きで販売員をしていたこともあり、利用者さんやご家族とコミュニケーションを取りながらサポートできるデイサービスへの転職を希望しています。
【グループホームへの転職】介護職の志望動機例文
グループホームは、認知症の症状をもつ方や知的障害をもつ方などが少人数で共同生活を送る施設です。その特色から、なぜ自分がグループホームを志望しているのか、具体的に伝えるようにしましょう。グループホームにおける介護業務で、自分の強みや経験をどう発揮できるか、アピールすることをおすすめします。
【例文1】
数年前に祖父が認知症になり、介護の重要性を痛感しました。介護職は未経験ですが、介護の仕事がしたいと思い、介護職員初任者研修を取得しました。身近な家族が認知症となったことで、ご家族の気持ちも理解できると思います。つらい経験でしたが、仕事に活かしたいと考え、グループホームでの勤務を志望いたします。
【例文2】
私は訪問介護事業所で働いてきました。在宅介護にやりがいも感じていましたが、短い時間ではなく1日をとおして利用者さんを支えられる仕事がしたいと考えるようになりました。利用者さんの日常生活により密接に関わるケアをしたいと考え、グループホームへの転職を希望しています。
【有料老人ホームへの転職】介護職の志望動機例文
有料老人ホームはいくつか種類があり、運営元や提供するサービスなど施設によって特色があります。介護付きであっても医療的ケアや看取りに特化したり、季節ごとのイベントに力を入れたりするなどさまざまです。施設の特徴をよく確認し、特色と絡めた志望動機を書くとよいでしょう。
【例文1】
私はデイサービスで介護経験を積んできました。何年も通っていらっしゃる利用者さんも状態が悪化し、特養や有料老人ホームに入られる方も多くいました。認知症の症状が出てコミュニケーションが取りづらくなるなど、自分の介護に悩むこともありました。介護度の高い方や認知症の方にも適切な介護ができるようになりたいと、貴施設を志望いたします。
【例文2】
これまで特別養護老人ホームで介護職として働いていました。貴施設の「入居者さんが自身の力でできることは可能な限り自分で行えるようにサポートをする」という理念に強く共感しました。介護職としての経験を活かしながら、有料老人ホームならではのケアを学び、利用者さんのサポートをしたいと考えております。
介護職の志望動機で注意すべき4つの内容【OK例・NG例】選
介護職の志望動機は、なるべく印象に残り伝わりやすい内容にすることが大切です。上記の4つの点に注意して書くとよいでしょう。OK例とNG例と合わせて詳しく紹介します。
ありきたりで印象に残らない内容である
OK例 | ・祖母を介護した経験から、ご家族の気持ちにも寄り添える介護がしたい ・認知症介護の分野について深く学びたく、貴施設を志望する |
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NG例 | ・今までの経験を活かせると思い応募した ・介護職として責任感のある仕事がしたい |
今はネットを探せば志望動機はいくらでも出てきます。他の人も書きそうな漠然とした志望動機は印象に残りません。たとえば、「介護職として責任感のある仕事がしたい」などは今ひとつ具体性がなく、どの施設・事業所でも言える言葉です。
できるだけ自分の言葉で経験などを踏まえながら、具体的な内容を述べるようにしましょう。
ネガティブな内容が含まれている
OK例 | ・一緒に働くスタッフと密に連携を取りながらよいケアを提供したい ・介護業務に集中して勤務できる環境に魅力を感じた |
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NG例 | ・前職は雑務が多かったので、そういったものがない施設を希望した ・残業が多かったので、残業がなさそうな施設がよい |
転職の面接では、前職について触れることもあります。転職理由がネガティブな理由であることもあるでしょう。しかし、それをそのまま志望動機にしてしまうと印象がよくありません。なるべく前職の不平不満は表に出さず、前向きな言葉に変えて伝える工夫をするとよいでしょう。
なぜその施設を選んだのか明確でない
OK例 | ・利用者さん一人ひとりに寄り添うケアを掲げていることは、自分の理想とする理念と重なる ・認知症ケアに特化した施設で、専門性を高めたい |
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NG例 | ・介護の仕事に魅力を感じた ・人とコミュニケーションが取れる仕事が好きだ |
「この施設でないと実現できない目標がある」と伝わる志望動機は、好印象を与えます。どこの施設でも同じことが言える志望動機を並べてしまうと、「別にこの施設でなくてもよいのでは?」と思われてしまいます。同じ役割の介護施設であっても、ここでしかできない、と伝わるように書きましょう。
介護職に就きたい理由ももちろん大切ですが、そのうえでさらにその施設を選んだ理由を明確にしておく必要があります。
待遇面にしか言及していない
OK例 | ・経験やスキルを正当に評価してくれる施設だと感じ志望する ・ワークライフバランスを取りながら、仕事ができると感じた |
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NG例 | ・残業が少なそうなので志望する ・以前の施設より給料がよいので希望する |
働いていく中で、待遇面は重要な部分です。しかし、待遇面のみを言及した志望動機では、印象が悪くなってしまいます。「他により好待遇な施設が見つかれば、そちらに転職するのでは?」と思われることもあるでしょう。
どうしても譲れない待遇面での希望がある場合は、志望動機では触れず、最終面接などで直接「待遇・条件の内容を確認する」という形で述べるのがスマートです。
介護職が転職成功を目指すために【面接対策】
・応募書類に書いた内容と面接で話す内容に一貫性を持たせる
・結論から簡潔に話す
・具体的なエピソードを交えて話す
転職を成功させるためには、履歴書での志望動機と合わせて面接対策も欠かせません。履歴書に書いた志望動機と、面接で実際に話す志望動機の内容にズレがないよう注意しましょう。
面接では長々と話すことは避け、結論から簡潔に話すよう意識をするのがおすすめ。とくに、未経験者は、「熱意」をアピールするだけでなく、具体的なエピソードを交えた説得力ある伝え方が大切です。その施設に合ったエピソードを分かりやすく話せるようにしましょう。
介護職未経験であっても、過去の職歴から「介護職で活かせること」をピックアップして、伝えることで、成功する可能性が高まります。
介護職の転職では志望動機をしっかり練るのが成功のコツ!
介護職が転職する際の志望動機について紹介しました。同じ介護職からの転職はもちろん、別の業種からの転職もあるでしょう。いくら熱意があっても、自分の強みや経験、介護の仕事でどう役に立てるのかが正しく伝わらなければ、転職成功は遠のいてしまいます。注意点を知り、魅力的な志望動機を書きましょう。
ソラジョブでは、介護職の求人を数多く紹介しています。地域や職種などから絞り込んで検索が可能です。また、面接では聞きづらい給与や待遇面なども記載されているため、選ぶ際の参考になるでしょう。ぜひ、ソラジョブで介護職の転職先を探してください。
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著者プロフィール
ゲートウェイ
異業種含め、人事採用担当として15年以上のキャリアを積んだ経歴を持つ40代男性。現在はソラストの介護採用スタッフとして活躍している。スタッフの負担軽減のため、IT導入や業務ルールの改善に強みを持つ。