介護のパートについて詳しくご紹介!時給や履歴書の書き方など
著者: ゲートウェイ
更新日:2023/12/22
公開日:2021/05/27
フルタイムで働くのが難しくなった、子育てや家庭と両立して働きたいなどの場合におすすめなのがパートです。人手不足である介護業界は、パートの需要も高く、働く場所に困りにくいというメリットがあります。今回は介護のパートについて、時給や仕事内容、履歴書の書き方などをご紹介します。介護職のパートを検討している方は、ぜひ参考にしてください。
目次
介護パートの時給はどれくらい?
介護パートとして働く場合、時給は重要な条件の1つではないでしょうか?まずは介護パートの気になるお金事情についてご紹介します。
介護パートの時給相場
厚生労働省による「2020年賃金構造基本統計調査」によると、介護パートの時給相場は約1,100円です。時給は地域や施設規模、資格の有無によっても異なります。一般的に介護業界は、資格があることによって時給が上がる傾向にあります。また夜勤に入る場合は手当がつくため、日勤よりも時給がアップします。パートで高時給を狙いたい場合には、資格取得を目指したり、都心の規模の大きい介護施設を探したりするなど工夫してみましょう。
賞与はある?
正社員の場合、賞与が支給されるのが一般的です。一方パートの場合は、支給されるケースの方が少ないのが現状です。施設を運営する企業や事業所によって賞与の規定は異なります。個人経営や小規模の施設であれば、そもそも賞与制度がない場合もあるため、事前に確認が必要です。
介護パートの仕事内容!
ここでは、介護パートの仕事内容についてみていきます。
介護パートの仕事内容
入浴や食事、排せつなどの介助/食事調理、配膳/清掃や選択などの家事/見守り、巡回/送迎/レクリエーションのサポート など
介護パートは、主に上記のような仕事内容を担当します。 無資格の場合は助手や補助としてサポート役となり、資格があれば正規スタッフと同様に本格的な身体介護も行います。また自動車免許があれば、送迎ドライバーなどの役割もこなすことができます。基本的には、ご利用者さまの身の回りのお世話やサポートがメインです。
介護パートはどこまでの仕事を対応できるのか
パートにどこまでの仕事を任せるかは、その人の資格有無や施設によっても異なります。スタッフの多い規模の大きい施設であれば、パートには基本的に補佐業務のみを任せている場合もあります。一方、小規模施設でスタッフの数も多くない場合は、パートであっても正規社員と同様の仕事を任されることもあるでしょう。
【職場別にみる】介護パートの特徴
介護サービスは複数あり、施設によって仕事の特徴も異なります。そのためパートとして働く場合、職場別の仕事の特徴も知っておくと良いでしょう。ここでは、代表的な3つの職場をみていきます。
グループホーム
グループホームは、介護の必要なご利用者さまが暮らす施設です。24時間365日体制で稼働しているため、常にスタッフの配置が必要となります。3〜4交代制のシフト勤務のケースが多く、夜勤・早番・日勤・遅番とシフトの幅が広い点が特徴です。パートの場合でも、資格有無や施設によっては夜勤シフトとなることもあります。
デイサービス
デイサービスは、ご利用者さまが日帰りで通う施設です。ご利用者さまは要介護度の低い方が多いため、身体介護が少ない点が特徴です。日勤のみ、かつ日曜・祝日は休みの施設も多いため、ご家庭と両立して働く場合には最適といえます。仕事は食事や入浴などの介助のほか、レクリエーションの企画・運営、送迎などがあります。
訪問介護事業所
ご利用者さまの自宅に伺い、身体介護や生活援助などのサービスを提供するのが訪問介護事業所です。基本的には日勤のみとなるため、プライベート重視で働くには最適です。グループホームやデイサービスは未経験・無資格の方でも働くことができますが、訪問介護事業所の場合はパートであっても介護職員初任者研修以上の資格が必須となります。
介護パートの履歴書の書き方と志望動機について
パートを始めるファーストステップは、履歴書です。ここでは履歴書の書き方、そして中でも悩む方の多い志望動機についてお伝えします。
介護パートの履歴書の書き方
履歴書は、介護職であるからといって特別な違いはありません。「JIS規格」と「自由形式」のどちらかを選び、項目に沿って必要情報を記入しましょう。未経験・無資格で採用されるか不安という場合には、志望動機や自己PRが記入できる自由形式がおすすめです。職歴や資格に関係なく、働きたい熱意や介護職に活かせる自分のスキルがアピールできます。
【例文】介護パートの志望動機のポイント
志望動機は、迷う方も多い項目です。以下の介護業界未経験の方の志望動機を例に、例文と合わせて志望動機のポイントをみていきましょう。
人生経験が豊富な高齢の方と話すことが好きで、介護業界に以前から関心を持っていました。今はまだ子育てとの両立の中働かなければなりませんが、将来的には介護資格を取得して正社員として活躍したいと考えております。 貴施設はパートタイムで働ける、かつ資格取得支援もあることから今回応募いたしました。今はパートタイムですが、介護スキルを身につけ、将来的に正社員で活躍したく思います。
志望動機で着目されるポイントは、仕事への熱意と介護への関心、そして長く働く意志があるかという点です。未経験の場合は、特に介護職に関心があるかが重要。なぜなら関心がないと、働くモチベーションにもつながりにくいからです。志望動機は、そこまで難しく考える必要はありません。なぜ介護職を選んだのか、なぜ数ある施設の中で志望先を選んだのかを採用担当者に伝えることが大切です。
介護パートの面接のポイント
介護は人と接する仕事であることから、面接が非常に重要です。ここでは、面接に適した服装や重視される志望動機についてお伝えします。
面接時の服装について
実際の勤務はカジュアルな服装が多いため、面接時の服装は悩みがちなポイントです。パートだからと服装に手を抜くことなく、無難にスーツを選ぶことがおすすめです。実際にパートの面接だからと普段着で面接会場に行き、失敗したという方もいらっしゃいます。服装だけで落とされることはないとしても、面接に相応しい常識的な服装を選びましょう。
また服装は清潔感が重要であるため、スーツのシワや染み、ストッキングの伝線などには気をつけてください。
最も重視されるのは志望動機
志望動機は履歴書と同様に、「介護職を選んだ理由」「志望先を選んだ理由」を伝えましょう。面接は履歴書とは違い、文字数の制限がありません。そのためついだらだらと話してしまいがちになりますが、結論から簡潔に述べるようにしましょう。面接官の立場になって、一緒に働きたいと思ってもらえるよう工夫してみてください。
介護パートは需要が高い!主婦や未経験の方にもおすすめ
介護パートは柔軟な働き方ができることから、主婦やプライベートを重視したい方におすすめです。未経験・無資格からでも働けますが、資格があることで時給アップなどの待遇にも期待できます。将来的にも安定して働き続けられる業界であるため、ぜひ資格取得も視野に入れてみてはいかがでしょうか。
この記事は役に立ちましたか?
このコラムをシェアする
著者プロフィール
ゲートウェイ
異業種含め、人事採用担当として15年以上のキャリアを積んだ経歴を持つ40代男性。現在はソラストの介護採用スタッフとして活躍している。スタッフの負担軽減のため、IT導入や業務ルールの改善に強みを持つ。