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介護の夜勤専従について解説!夜勤専従はきつい?楽?高給?気になる点を徹底解説!

著者: ゲートウェイ

更新日:2023/12/22

公開日:2021/07/23

介護職は働く施設・事業所にもよりますが、基本的には夜勤のある職種です。働き方もさまざまであり、その1つに夜勤専従があります。夜勤は時給の高いイメージもあり、「夜間なので仕事が楽なのでは?」と考えている方も多いのではないでしょうか。今回は介護の夜勤専従について、気になるポイントを詳しく解説します。

夜勤専従とは

夜勤専従は読んで字のごとく、夜勤専門で働くことです。介護施設・事業所の中には、老人ホームやグループホームのように24時間体制で稼働しているところも多くあります。そのため夜間でもスタッフの配置が必要であり、シフトには夜勤が含まれます。一般的には日勤・早番・遅番・夜勤を組み合わせて働くスタイルがほとんどですが、夜勤専従で働く場合は、夜勤のみのシフトとなります。

夜勤専従の勤務スケジュール

夜勤専従は日勤と比べると、勤務時間が長い点が特徴です。ここでは夜勤専従の働き方がイメージできるよう、勤務スケジュール例をご紹介します。

16:30 出勤 出勤時間は施設・事業所によって異なりますが、少し早めに出勤して身支度を整えます。
17:00 引き継ぎ 早番や日勤のスタッフから、ご利用者さまの様子や健康状態などを共有してもらいます。
18:00 夕食準備・夕食 遅番のスタッフと手分けして、夕食を準備。必要があれば食事介助や、食後の服薬管理なども行う。
20:00 就寝準備 ご利用者さまの着替えの手伝いや、ベッドへの移動サポートを行う。また就寝前のトイレ誘導や介助、オムツ交換や口腔ケアなども実施。
22:00 消灯・巡回 完全に消灯したあとは、一定時間おきに巡回を実施。ご利用者さまの様子を確認やトイレに行きたい方の介助などを行う。
23:00 介護記録の作成 ここまでのご利用者さまの様子や介護内容を記録する。必要に応じて、そのほかの事務作業も実施。
03:00 休憩 施設によりますが休憩は基本的に1~2時間ほど。食事や仮眠をとる。
06:00 起床・朝食準備 起床してから、着替えやトイレなどの朝の身支度をサポート。早番スタッフが出勤後、手分けして朝食を準備する。朝食の介助や、服薬管理、片付けなどを行う。
08:30 申し送り 早番スタッフに、夜間の様子などを共有。
09:00 退勤 申し送りが完了したら退勤。

日勤に比べると、業務内容が一定なのが夜勤専従の特徴です。スタッフの数が少なくなり、かつご利用者さまが活動していない時間がほとんどであるため、日勤とはかなり異なる働き方となります。

介護の夜勤専従は楽?きつい?働き方や仕事内容について

夜勤専従は生活が不規則になることから大変なイメージがありますが、実は密かに人気を集めている働き方でもあります。ここでは、夜勤専従の働き方や仕事内容についてみていきます。

介護の夜勤専従の働き方

介護の夜勤専従は一般的に手当がつくケースが多く、給料が高くなる傾向にあります。それに加え出勤日数が少ない点も夜勤専従の特徴の1つです。というのも、勤務時間が長い夜勤の場合、1週間の労働時間を40時間に調整する「変則労働時間制」が適用されます。そのため1ヶ月に何回も夜勤に入れるわけではなく、勤務できる回数が決まっているのです。
つまり夜勤専従のみで働く場合は、少ない出勤で長時間働くスタイルです。また出勤回数が少ないことから、掛け持ちや副業として介護の夜勤専従を行う方もいらっしゃいます。実際に介護の夜勤専従は「WワークOK」の求人も多くみられます。

介護の夜勤専従の主な仕事内容

夜勤専従は夕食から就寝までのケア、そして夜間の巡回が主な仕事内容です。具体的な仕事内容には、以下が挙げられます。

・夕食、朝食準備
・食事や着替え、トイレやベッド移動などの介助
・服薬管理
・口腔ケア
・オムツ交換
・介護記録の作成
・夜間の巡回 など

夜間はご利用者さまの活動時間が少ないため、日勤と比べると仕事量は少ないといえます。また介護職の代表的な仕事である、レクリエーション業務もありません。

介護の夜勤専従で働くメリットとデメリット

特殊な働き方である夜勤専従は、そのメリット・デメリットも気になるポイントでしょう。ここでは、介護夜勤専従のメリット・デメリットをお伝えします。

介護夜勤専従のメリット

・日勤に比べて業務量が少ない
・出勤日数が少ない
・夜勤手当がつく
・勤務日が調整しやすい
・Wワーク可能

最大のメリットは、出勤日数が少ないことです。勤務時間が長いため、1回の出勤で2日分の出勤に相当します。そのためプライベートに使える時間が増え、資格取得に向けた勉強時間も確保しやすいです。また夜勤手当として一般的に3,000?8,000円ほどが加算されるため、少ない出勤回数でも稼ぎやすい点が嬉しいポイントです。

介護夜勤専従のデメリット

・正社員採用が少ない
・勤務時間が長い
・規則正しい生活が難しくなる

夜勤専従はパートやアルバイトの募集が多く、正社員で働くのは難しいでしょう。また夜勤のみのためシフトが安定する一方、昼夜逆転してしまいます。そのため一般的な規則正しい生活を送るのは難しく、夜型でない人には体力的にきついかもしれません。

介護の夜勤専従の給料について

介護の夜勤専従は、給料面のメリットから人気がある働き方です。では実際に夜勤専従は高給なのか、給料相場はどれくらいなのかをみていきます。

介護の夜勤専従は高給なのか

介護の夜勤専従は、前述したように夜勤手当がつきます。1回の出勤でおよそ3,000~8,000円の手当がつくため、月10回の出勤で最大8万円の手当がつくことになります。なかには日給最大3万円以上となるケースもあり、日勤よりも効率的に稼ぐことも夢ではありません。もし日給3万円であれば、月10日間の勤務で30万円稼げることになります。1回の勤務時間は長いですが、給料面で充実しているといえるでしょう。

介護夜勤専従の給料相場

夜勤専従は、基本的に日給制となります。そのため給料相場は出勤回数によって大きく変動し、出勤した分だけ稼げる仕組みです。とはいえ法律により勤務時間に制限があるため、出勤は月10?12回ほどとなるケースが多いでしょう。
また資格有無によっても、日給に大きく差が出ます。たとえばある介護施設では、資格により以下のような給与設定がされています。

・介護福祉士:26,000円~
・実務者研修:25,000円~
・初任者研修:24,000円~

上記条件で働く介護福祉士の場合、月10回出勤することで月収26万円ということになります。給料は「出勤回数」「資格」「地域」「夜勤手当の額」によって、人それぞれであることを押さえておきましょう。

介護の夜勤専従として働くには未経験・無資格でも可能なのか

介護の夜勤専従として働くにあたり、未経験・無資格でも応募可能な求人はあります。しかし基本的に夜間はスタッフ数が少ないため、1人あたりの対応力が求められます。ご利用者さまが突然体調不良になる可能性もあり、1人で迅速かつ適切な判断をしなければならないシーンも考えられるでしょう。このようなことから、経験者や有資格者のみ募集している求人も少なくありません。

また介護未経験者や無資格の場合は、まず日勤からのスタートとなり、仕事に慣れてきたら夜勤専従が可能となるケースもあります。この点は施設・事業所によってさまざまであるため、採用担当者に事前に確認しておくと良いでしょう。

介護の夜勤専従は効率的に稼げる働き方

夜勤は体力的にきついイメージがありますが、専従であればある程度安定した生活リズムで働けます。また1回の勤務時間は長いものの、手当がつくため高い日給が期待できます。さらに日勤よりも仕事量が少なく、かつ出勤回数が少ないため、効率的に稼ぐことが可能です。介護職として働く場合、ぜひ夜勤専従も1つの選択肢として検討してみてはいかがでしょうか。

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ゲートウェイ

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異業種含め、人事採用担当として15年以上のキャリアを積んだ経歴を持つ40代男性。現在はソラストの介護採用スタッフとして活躍している。スタッフの負担軽減のため、IT導入や業務ルールの改善に強みを持つ。

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