甲子園のある街「西宮市」で介護職のお仕事にチャレンジ!

誰もが知っている高校野球の聖地「甲子園」が立地する西宮市。夙川や西宮七園をはじめ高級住宅地が多く、文教都市として子どもを育てるのに魅力のある都市として紹介されることもあり、兵庫県の中でも人気のある市です。そんな西宮市で働く介護士さんを取り巻く状況を、この記事でご紹介します。

西宮市ってどんな市?

西宮市は兵庫県の南東部に位置する市で、兵庫県の中では3番目に人口の多い市です。神戸市へのアクセスが良く、市外からの行楽客も多い恵まれた自然もあり人気のある地域です。高級住宅地として「甲東園」「甲子園」「甲陽園」「苦楽園」「香櫨園」「甲風園」「昭和園」は西宮七園と呼ばれ有名ですが、その他にも夙川など複数の高級住宅地が存在しています。

阪神タイガースの本拠地であり、高校野球全国大会の開催される阪神甲子園球場があるなど、スポーツ好きにとっては魅力のある地域です。西宮北口駅前には西日本最大級のショッピングセンターである阪急西宮ガーデンズがあり、オフには様々な楽しみ方のできる市です。また、市内には大学・高校が多く存在し、2020年には他の地域に先駆けて「義務教育学校」ができたこともあり、文教都市としての評判もあります。

西宮市の高齢化状況

西宮市は2020年の時点で総人口が484,254人、65歳以上の高齢人口は116,830人となっています。高齢人口のうち、前期高齢者数は57,242人、後期高齢者数は59,588人となっています。後期高齢者数が前期高齢者数を超えたのは2019年。現時点では後期高齢者と前期高齢者の割合はそれほど違いはありませんが、年々後期高齢者が増えているので今後は後期高齢者の割合が大きくなっていくことが予想されます。特に近年は85歳以上の高齢者の増加が目立っており、医療介護サービスのニーズはますます高まることが予想されます。

西宮市の高齢化率は2019年の時点で23.9%。兵庫県全体の高齢化率29.1%よりも低く、日本全体の高齢化率よりも低くなっています。西宮市高齢者祉計画・西宮市介護保険事業計画によると、介護保険の第1号被保険者数をエリア別に見ると、甲山エリア、上甲子園エリア、浜甲子園エリアの順に多く、第1号被保険者率で見ると、西宮浜、浜甲子園、今津南の順に高くなっています。

西宮市の介護施設数と介護ニーズ

西宮市には延べ623件の介護サービス施設があります。サービス別に見てみると、訪問型介護施設が221、通所型介護施設が152、入所型介護施設が58、老人ホームのような特定施設が20、居宅介護支援施設が118、福祉用具の販売や貸与を行っている施設が54となっています。

西宮市高齢者祉計画・西宮市介護保険事業計画によると、「すべての高齢者が、住み慣れた地域で、自分らしく安心して暮らせるまち」を目標として、地域包括支援センターや訪問・居宅サービスの充実に取り組むようです。同時に、西宮市は現時点で介護サービスを現役として支えている世代がこの先減少していくことを見据え、介護人材の確保に取り組んでいます。今後ますます介護職のニーズの高まる地域だと言えるでしょう。

西宮市の介護職員の給与は兵庫県平均より高め!

西宮市の介護職の平均月収を見てみましょう・大手求人情報サイトによると、西宮市の平均月収245,000円位となっています。兵庫県全体の平均月収が230,000円弱程度ですから、兵庫県の中でも高めです。西宮市は県内でも人口が多く、サービス業をはじめたくさんの産業が発達しており、介護職員にとっても高収入を期待できる地域であるということがわかります。

実際に求人情報サイトに掲載されている求人を見てみると、キャリアが浅くても月収200,000円を超える求人が多くあります。また、最初は200,000円を欠ける月収でも、資格取得支援制度を利用して働きながら将来的な収入アップを目指すことも可能です。介護業界でキャリアアップを目指している方は、幅広い視点で求人を探してみましょう。

西宮市の介護求人例

例1)西宮市本町にあるグループホームでの施設長代理・所長代理

こちらはグループホームの施設長代理としての求人です。経験やスキルがあるのに現在の職場で施設長になれないような方、あるいは、イチ介護職員から管理者へのステップを踏んでみたい方におすすめ。

例2)西宮市甲子園口北町にある小規模多機能型居宅介護施設での介護スタッフ

小規模多機能の介護スタッフです。訪問・通い・泊まりのサービスを提供している施設なので、「身体介護」といってもホームヘルプ業務、レクリエーション業務、夜間の見回りなどさまざまな業務内容があり、スキルを積むことができます。

介護士が西宮市で働くメリットは?

高齢者の家族からのサポートが厚い

西宮市で介護職員が働くメリットの1つは、家族や親族に気遣ってもらっている高齢者が多いという点です。西宮市高齢者祉計画・西宮市介護保険事業計画によると、高齢者に行ったアンケートのうち「日常的に気にかけてくれる人がいるか」という質問について、高齢者全体の8割以上、一人暮らしの高齢者の6割近くが「日常的に気にかけてくれる家族・親戚がいる」と回答しています。いざという時に高齢者を気にかけている家族や親族がいるということは、高齢者だけでなく、介護サービスをしていく上でも助けになると言えるでしょう。

介護サービスを受けることに積極的

西宮市で介護職として働く2つ目のメリットは、介護サービスの利用に積極的な高齢者が多いという点です。西宮市の調査によると、将来介護が必要になった場合の希望する暮らし方に関して最も多いのは、自宅で介護を受けるという回答ですが、一方で5割以上の高齢者が介護保険施設での暮らしや介護サービスを利用とした暮らしを希望すると回答しています。介護サービスの利用に積極的なイメージを持っている高齢者が多いということかもしれません。介護サービスを提供しやすい状況だと言えるのではないでしょうか。

野球好きが集まる市

西宮市のシンボルといえば、高校野球の聖地であり、阪神タイガースの本拠地である甲子園を挙げる方も多いでしょう。野球好きな市民も多く、高校野球シーズンは、街を挙げて球児や関係者、野球を見にくる観光客を歓迎するムードがあります。また、街中には阪神タイガースを応援している飲食店があったり、自然とファン同士のコミュニティができているようです。介護の現場においても、野球の話題でご利用者と仲良くなることもできるかもしれません。

甲子園のある街「西宮市」で介護職のお仕事にチャレンジ!

西宮市は大学・高校などが多い文教都市ということもあり、兵庫県内でも高齢化率が高い地域ではありません。それでも年々高齢化率は高くなっており、特に85歳以上の高齢者が増えています。西宮市はこの先、介護人材の確保を課題としてとらえており、特に高齢者が自宅に住むことを前提とした介護サービスの増加も計画されています。県内でも比較的高収入が期待できる地域となっていますし、キャリアアップを目指すのに適した求人も見つかりやすい地域です。ぜひ、西宮市でご自身に合った介護職求人を探してみてください。