介護福祉士資格は履歴書にどう書く?あわせて確認したい志望動機・自己PRの書き方も解説!
著者: ゲートウェイ
更新日:2023/12/22
公開日:2021/06/04
介護福祉士の資格は履歴書にはどのように記載すればいいのでしょうか?些細なことですが、不備があるとマイナス評価を受けてしまいかねません。今回は資格の書き方に加え、介護福祉士の方に伝えたい志望動機や自己PRの書き方も紹介します。ぜひ参考にしてみてください。
目次
介護福祉士の資格を履歴書に書くポイント
年 | 月 | 免許・資格 |
令和元年 10月 | 介護福祉士 | 取得 |
資格は正式名称
資格は正式名称を記載します。介護福祉士資格の場合は「介護福祉士」と明記します。その他にも介護資格がある場合も、正式名称を必ず確認してから記載するようにしましょう。
日付は登録日ではなく取得日で記入
注意が必要なのは日付です。登録日ではなく、取得日を記載するのが一般的なので、間違えないように注意しましょう。
履歴書でアピールすべき介護福祉士の適性
厚生労働省から、介護福祉士に求める人材像が提示されています。基本的な介護を行うスキルについては前提として、12の求められる人物像を示しており、介護福祉士としてキャリアをスタートさせる上で重要な指標となるでしょう。
履歴書では、少しでもこの人材像に当てはまると思えるようなにアピールできるよう工夫してみましょう。
介護福祉士像一覧
尊厳を支えるケアの実践/現場で必要とされる実践的能力/自立支援を重視し、これからの介護ニーズ、政策に対応できる/施設・地域(在宅)を通じた汎用性ある能力/心理的・社会的支援の重視/予防からリハビリテーション、看取りまで、利用者の状態の変化に対応できる/他職種協働によるチームケア/1人でも基本的な対応ができる/「個別ケア」の実践/利用者・家族・チームに対するコミュニケーション能力や的確な記録・記述力/関連領域の基本的な理解/高い倫理性の保持
【例文付】介護福祉士の志望動機の書き方
志望動機例文
介護福祉士として、より専門的な業務を希望し貴施設を志望しています。
私は特別養護老人ホームで10年間働いてきました。その中で勉強を進め、介護福祉士の資格を取得するまでに至りました。その中で、より専門性を付けていきたいと考えています。貴施設では、介護福祉士としての業務は他の職員への指導など多岐にわたると伺っています。
貴施設では、持ち前の学んでいく姿勢を活かし、一日でも早く業務に慣れ他の職員の負担を減らしていきたいです。また自分の業務を行うだけでなく、他の職員への指導など、自分のスキルアップを通じて貴施設へ貢献していきます。
ポイント① 結論を初めに持ってくる
冒頭で、「なぜ志望したのか?」を簡潔に伝えましょう。介護福祉士としてなぜその施設に応募したのかを一言で伝えられると良いでしょう。
ポイント② 志望動機の根拠や理由を示す
次に志望した理由や根拠を説明します。自分の中での心情や志望するきっかけをできるだけわかりやすく伝えられると良いでしょう。履歴書の場合は少ない文字数で書かなくてはいけませんが、なるべく具体的にエピソードを伝えられるように工夫してみましょう。
ポイント③ どのように貢献できるかを記載する
最後に、自分がどのように貢献できるかを記載すると、より熱意を感じさせることができます。介護福祉士として、今までの経験からどんな活躍ができそうかを考えて志望動機に盛り込んでみましょう。
介護福祉士の自己PRの書き方
自己PR例文
私の強みは変化に気付けることです。
前職ではこの力を活かし、入居者様の容態の変化や悩みなどにいち早く対応してきました。そうした結果、信頼を得ることができ、結果として普段の業務も円滑に行うことができました。
貴施設でもこの強みを活かし、円滑な業務を実現していきます。
ポイント① 強みを冒頭で記載
冒頭では強みを一言で説明します。こうすることで、そのあとの説明も理解しやすくなります。たとえ早く記載したいエピソードや実績があったとしても、まずはどのような強みがあるのかを簡潔に説明するようにしましょう。
ポイント② 強みに関しての具体的なエピソードを記載する
具体的なエピソードを説明できると、自分の強みに対して説得力が増します。日常生活ではなく、なるべく業務内で強みが発揮されたエピソードを記載しましょう。またそのエピソードも具体的であればあるほど、強みとしての説得力が増します。
文字数が限られているため、もしかすると全てを詳細には書けないかもしれません。その場合は面接で補足説明をする前提とし、履歴書には要約して記載します。
ポイント③ 強みをどのように業務へ活かすかを説明する
最後に、その強みがどのように業務へ活かせるかをアピールできると良いでしょう。より具体的に強みが活かせるポイントを記載することで、先方へ意欲や熱意が伝わります。転職先での業務がどのようなものかをリサーチし、自己PRとつなげられると良いでしょう。
履歴書提出前に確認したいこと
・誤字脱字がないか
・筆記用具は黒のボールペンか
・証明写真は添付されているか
・敬称は正しいか
履歴書に不備があると、面接の前からマイナスの評価を受けてしまうかもしれません。些細なことですが、もったいない減点をもらわないためにも、履歴書提出前に確認したいこともしっかりと確認しておきましょう。
誤字・脱字がないか
誤字・脱字がないかを確認しておきましょう。書き上げた直後だと、見落としも多くなります。できれば履歴書を書きあげた後に1日置いておき、見直しを行いましょう。
修正ペンや修正テープでの修正は原則認められていません。誤字脱字が合った場合は、できればもう一度書き直すようにしてください。
筆記用具は黒のボールペンか
履歴書記入に使うものは黒のボールペンが一般的です。消しゴムで消えてしまう鉛筆や、コピーを取った際に熱で消えてしまうフリクションボールペンの使用は避けましょう。
証明写真は添付されているか
証明写真を貼り忘れないように注意しましょう。また証明写真の裏には、はがれてもわかりやすいように氏名を記載します。
敬称は正しいか
貴社、御社の使い分けに注意してください。「貴」が付く場合は文語、「御」が付く場合は口語です。
履歴書や職務経歴書などの書類では「貴」をつけるのが正しい記載方法です。一方で「御」は面接など、口頭で説明する時に使用します。
施設ごとの敬称一覧
履歴書や職務経歴書などに記載する場面 | 「貴施設」 「貴院」 「貴法人」 「貴社」 |
---|---|
面接など口頭の場面 | 「御施設」 「御院」 「御法人」 「御社」 |
履歴書は転職の第一歩!介護福祉士としてキャリアをスタートさせましょう!
履歴書には細かいルールが多く存在します。小さなところでつまずかないためにも、介護福祉士として応募する際には今回紹介したポイントを抑えてみてください。
志望動機や自己PRも履歴書に記載できる場合があります。この2つは書類選考後の面接でも非常に重要です。介護福祉士の適性や求められる人材像をしっかりと抑え、転職を成功させましょう!
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著者プロフィール
ゲートウェイ
異業種含め、人事採用担当として15年以上のキャリアを積んだ経歴を持つ40代男性。現在はソラストの介護採用スタッフとして活躍している。スタッフの負担軽減のため、IT導入や業務ルールの改善に強みを持つ。