飛鳥山公園や旧古河庭園が美しい!高齢化率高めの東京都北区で介護のお仕事してみませんか?

北区はその名前の通り東京23区の北部に位置しており、北は荒川をはさんで埼玉県に面しています。意外かもしれませんが、JRの駅が23区の中で最も多くあるのは北区。幹線道路も多く通っており、交通の便が非常に良い区です。緑も多く、比較的家賃も安く、23区の便利さと暮らしやすさを兼ね備えた区だと言えます。そんな北区で働く介護職員さんを取り巻く状況を、この記事でご紹介します 。

北区ってどんな区?

北区は、東京23区のなかでは家賃相場も安く、暮らしやすい地域となっています。荒川を挟んで埼玉県との県境で、四季折々の花や植物が楽しめる「飛鳥山公園」や「滝野川公園」「赤羽自然観察公園」など緑や水辺の自然も多い区です。王子製紙の拠点があることから印刷業・出版卸業も盛んで、読売新聞東京北工場もここ北区に立地しています。

交通の便が非常によく、埼玉県民の利用者も多い赤羽駅からは東京駅まで20分程度で出ることができます。また、区内のほとんど全域が駅から10分以内というのもアクセスの良さにつながる魅力です。

気候に関してですが、北区は内陸部に位置するため、ヒートアイランド現象の影響が大きいエリアです。夏場は非常に暑い地域です。

北区の高齢化状況

北区は、2020年10月の時点で65歳以上の高齢者人口が87,378人となっています。人口は353,566人となっていますから、北区の高齢人口率は24.7%ということになります。全国の高齢化率28.7%と比べると低くなっていますが、東京都全体、特に23区の中では足立区や葛飾区とともに高齢者の割合が高い区です。

特にここ最近は、後期高齢者数が増えており、2018年以降、後期高齢者数が前期高齢者数を上回り続けています。介護サービスの利用状況が多い後期高齢者の割合は今後も増えていくことが見込まれており、介護サービスの需要は増えていくことが予想されます。

地区ごとに見てみると、最も高齢者が多いのは豊島地域、次が王子地域となっていますが、高齢化率が最も高い地域は桐ケ丘地域で40.1%、次に高いのは堀船地域の32.4%です。逆に高齢化率が低いのは東田端地域で15.2%となっています。その他にも浮間圏域や田端圏域、滝野川西圏域、赤羽圏域など、JR沿線のエリアは比較的高齢化率が少ない地域となっています。

北区の介護施設数と介護ニーズ

北区には延べ409件の介護サービス施設があります。サービス別に見てみると、訪問型介護施設が133、通所型介護施設が110、入所型介護施設が38、老人ホームのような特定施設が10、居宅介護支援施設が95、福祉用具の販売や貸与を行っている施設が23となっています。

北区は、今後人口減少に伴い、高齢者数は少しずつ減っていくと推定しています。一方、後期高齢者が増えていき、要介護認定者や要支援認定者は増加していくことを推測しています。そのような要介護者等の増加に対応するために、現在の介護サービス施設の利用状況から、今後の利用が増える可能性が高いホームヘルプ事業所やショートステイを整備していくことを計画しています。これらのサービスを中心に、今後も北区の介護職の求人は増えていくことでしょう。

北区の介護職員の給与は東京都の平均程度

北区の介護スタッフの平均月収は、求人サイトなどを参考に見てみると、東京都平均と同じ240,000円程度。介護職の全国平均月収と比べると高めです。

実際に北区の介護職求人を見てみると、資格の有無や経験で収入にも大きな差があることがわかります。施設長などの介護管理職求人であれば、月収350,000円くらいの高収入で働くことも可能です。
現時点では全く資格や経験がなくて、これから介護職としてキャリアを積みたいという方は、「東京都介護職員就業促進事業」の求人も様々な勤務形態であるので、仕事をして介護の経験を積みながら、資格取得をすることもできます。

北区の介護求人例

例1)北区浮間にあるケアハウスでの常勤介護スタッフ

こちらは、例年5月ごろから秋まで実施される、東京都介護職員就業促進事業の求人です。無資格の方は介護業界のはじめの一歩となる初任者研修の資格を、初任者研修をお持ちの方は介護福祉士実務者研修を無料で受講できます(業務の一環として、資格の勉強をすることができます)。チャンスがあれば、ぜひ検討してみましょう。

例2)北区東十条にあるデイサービスセンターでの施設長・所長

こちらはデイサービスの管理者業務です。施設の収支管理や人員管理のほか、利用者様を増やす取り組みや業者・役所との折衝などさまざまなお仕事をお任せします。

介護士が北区で働くメリットは?

高齢者・障害者の自立支援の推進

北区の区民意識調査によると、区の施策で満足している施策の第5位に「高齢者・障害者の自立支援の推進」がに入っています。また、健康づくり(保健・医療体制)の充実も区の重点施策、かつ、住民からの評価が高い施策となっています。これらは、北区おたがいさまネットワークという、民生委員による活動が地域包括支援センターや警察・消防・介護事業者などさまざまな団体と連携して高齢者の自立した暮らしを支えていることが評価の一因になっていると考えられます。

北区は、医療体制が充実していて、なおかつ高齢者の自立支援という福祉施策も充実していると住民自身に評価されています。そのような地域で働けるのは、介護士として大きな魅力です。

バラエティーに富んだ介護施策

前述の通り、北区は、若年層やファミリー層が多い「JR山手線沿線・埼京線沿線エリア」と高齢化率が40%を超える地域がある、区北部・東部エリアを内包しており、地域によって求められる介護サービスも違います。そういった事情から、地域ごとに「高齢者あんしんセンター」を設置し、地域の特性に合わせた取り組みを行っています。

例えば、センターごとの目標と、達成したかどうかの評価基準は以下のような物があります。

渋澤栄一ゆかりの地

2021年大河ドラマの主人公であり、新1万円札の肖像となる渋澤栄一は、明治12年、飛鳥山近辺に住まいを構えました。すでに実業界で頭角を現していた栄一の邸宅は、来客をもてなす場としても用いられる立派なものでした。この邸宅は、栄一の死後寄贈され、紆余曲折の上、現在は一部が飛鳥山公園の中に重要文化財として残っています。園内には渋沢資料館もあり、当時をしのぶことができます。

北区区民に愛される飛鳥山公園はソメイヨシノの名所として知られ、区民の憩いの場となっています。お花見の時期も、そうでない時期も、お仕事でのストレス解消を兼ねて飛鳥山を訪れてみてはいかがでしょうか?

飛鳥山公園や旧古河庭園が美しい!高齢化率高めの東京都北区で介護のお仕事してみませんか?

東京都北区は、バラが美しい旧古河庭園や桜で有名な飛鳥山公園など見どころの多いエリアです。23区の中でも特に高齢化率が高いエリアで、高齢化率が目立って高いエリアと、JR線沿線でファミリー層が多いエリアが混在しています。そのため、地域の実態に合わせた高齢者福祉施策が行われています。区全体では今後、後期高齢者率がさらに増加すると見込まれ、いま以上に介護サービスの充実が必要になるエリアです。ぜひ北区でご自身にあった介護職求人を探してみてください。