ラグビーが盛んな「熱い街」。埼玉県熊谷市で介護求人を探してみよう!

熊谷市は埼玉県北部に位置する市で、県内の北部地域の経済・交通の要となっています。都心まで1時間程度と十分通勤圏内でありながら、利根川との荒川の豊かな水資源に恵まれ、自然の中でのんびりと生活できる環境が整っています。人口は微減していますが、最近は子育て世代の移住なども増えています。市内には高齢者も多く住んでおり、高齢化率は全国的に見ても比較的高い地域となっています。そんな熊谷市内で働く介護士さんを取り巻く状況を、この記事ではお伝えします。

熊谷市ってどんな区?

熊谷市は埼玉県の北部にある市で、江戸時代から宿場町として栄え、今でも交通の要衝となっています。熊谷うちわ祭は関東一の祇園とも言われるほど有名で、3日間で延べおよそ75万人の集客を誇る規模のお祭りです。また、県内有数の産業都市であり、農業、商業、工業の各分野において県内で上位に入っています。自然も多く、のんびりと子育てのできる地域としても人気があります。市の花はさくらで、日本さくらの名所100選に選ばれている「熊谷桜堤」などのお花見スポットがあります。埼玉県北部は地下水が豊富なため、水道水がおいしいという評判もあります。

ラグビーの街としても有名で、熊谷スポーツ文化公園内に熊谷ラグビー場があり、リーグ戦はもちろん、日本代表戦、高校選抜など様々なカテゴリの試合が開催され、市民からも親しまれています。

夏場は暑さが厳しい地域で、最高気温を40℃以上を記録したこともある地域です。都内のヒートアイランド現象により暖められた風と、関東北部の山から吹き下ろすフェーン現象により暖められた風の両方の影響を受け 、かなり気温の上がりやすい地域になっています。冬も埼玉県の中では比較的気温の高いので、寒さが苦手という方にとっては住みやすいかもしれません。最近は、全国的に注目されている気温の高さの評判を逆手に取り、ヒートアイランド対策推進都市として、力を入れています。

熊谷市の高齢化状況

2020年10月時点で、熊谷市の人口は195,814人、うち高齢者数は57,518人です。高齢化率は29.4%ということになります。これは全国の高齢化率よりも高い上に、今後も高齢化率は上昇し、令和22年には高齢化率37.6%になると推計されています。高齢化に伴い要支援・要介護認定者数も増加しており、2020年9月の時点では9,519人となっています。

2020年、介護保険事業組合が実施した高齢者対象のアンケート調査によると、高齢者の家族構成として最も多いのは「高齢者夫婦二人暮らしの世帯」で、回答者の40%を超えています。現在の状況としては、「普段の生活で介護・介助は必要ない」という回答が9割弱となっており、現時点では身の回りのことは自分でできるという高齢者が多いことがわかります。

医療や介護が必要になった際には「自宅で過ごしたい」との回答が最も多く5割強、次に多いのが「特別養護老人ホームなどの介護施設で過ごしたい」という回答で、2割程度を占めています。また、訪問介護・訪問看護など訪問サービスの充実を期待すると応えた高齢者は約45%となっています。

熊谷市の介護施設数と介護ニーズ

熊谷市には、延べ304の介護施設があります。具体的には、訪問型介護施設が66、通所型介護施設が87、入所型介護施設が48、老人ホームのような特定施設が22、居宅介護支援施設が58、福祉用具の販売や貸与を行っている施設が23となっています。

熊谷市は、深谷市・寄居町と合同の2市1町体制で「大里広域市町村圏組合」を構成し、介護保険事業を進めています。その計画によると定期巡回・随時対応型、小規模多機能、グループホームは、未整備の日常生活圏域では公募による施設の整備予定しています。熊谷市内にも施設整備の計画があるようですから、介護職のニーズは十分にある地域だと言えるでしょう。

熊谷市の介護職員の給与は県平均よりやや低い?

介護職の平均収入ですが、大手求人サイトを参考に見てみると、平均月収220,000円位となっているようです。埼玉県の中では平均月収にすると少し低く感じるかもしれません。実際に求人を見てみると、さまざまな求人があります。ですから、実際にはこの平均月収よりも良い収入の求人を見つけることも十分に可能です。

熊谷市は都心部と比較して高齢者の独居世帯の割合が高くないことから、家族によるサポートが見込めるエリアである可能性があります。しかし、今後も高齢化率の上昇が見込まれていることから、ニーズの高い訪問系の求人を中心に、平均給与が上昇してくことも十分考えられます。

熊谷市の介護求人例

例1)熊谷市中央にある訪問介護事業所でのホームヘルパー

これはホームヘルパーの求人です。熊谷市では、自宅に住み続けたいというニーズを持つ高齢者が多いので、ホームヘルパーとしての経験を積むことは介護従事者のキャリアにとってもプラスになることでしょう。

例2)熊谷市中央にある訪問介護事業所での施設長・所長介護管理職(正社員)

介護士が熊谷市で働くメリットは?

社会福祉の取り組みに積極的

熊谷市で介護職として働く1つ目のメリットは、熊谷市は市民が社会福祉への参加意欲を高めるために、若いうちから社会福祉に関わる機会を持てるようにしているという点です。市内の小中学生にボランティア体験の機会を設けたり、福祉が必要な高齢者等への理解を深めるための体験教室を実施したりしています。
また、介護施設等でボランティアとして活躍する元気な高齢者には、市内協力店で特典と交換できる地域通貨を配布しています。この取り組みは地域の大学と協力体制をとって行われており、ボランティアを行う高齢者も生きがいや社会との関係づくり、体力維持につながる可能性があります。

皆さんも働く施設によっては介護職としてボランティア活動に来た人に関わる機会もあるかもしれません。高齢者介護サービスを通して、さまざまな人に関わる機会を持てるというのは熊谷市で介護職として働く大きな魅力の一つだと言えるでしょう。

介護している家族への支援が手厚い

熊谷市で介護職として働くもう一つのメリットは、熊谷市は家族介護支援事業にも積極的に取り組んでいるという点です。在宅で高齢者を介護している家族の負担軽減や相談対応のための機会として家族介護教室を実施しています。また、家族の負担が大きい認知症についても、認知症地域支援推進員を設定し、また、毎月定期的に無料の相談会を実施するなど、早期支援・早期対応をめざしています。

介護職員にとって、ご家族の対応はとても重要であり、時には難しいこともあります。自治体からご家族への支援が手厚いことは、介護職員として安心して働く上で大きなメリットとなります。

定住意向が高く、住みやすい街

令和3年4月に熊谷市総合政策部企画課によって公開されたまちづくり市民アンケートによると、71.7%が「今後も熊谷市に住み続けたい」または「できれば住み続けたい」と返答しています。また、熊谷市の宝として「聖天堂」「うちわ祭り」「ラグビー」や「熊谷次郎直実」などが挙げられており、市に誇りや愛着を持っていることが分かります。

ラグビーが盛んな「熱い街」。埼玉県熊谷市で介護求人を探してみよう!

熊谷市は、全国的に見ても高齢化率の高い市です。市内の高齢者は夫婦世帯に住む人が多く、今後介護サービスの需要はますます高まっていくでしょう。子どもと住む高齢者も多くいますが、家族介護者へのフォローにも取り組んでいます。介護職のニーズは高く、さまざまな種類の求人が見つかるエリアです。介護職として資格を持ち、経験を十分に積んでいる方にとってもキャリアアップのチャンスがあるエリアだと言えるでしょう。ぜひ、熊谷市でご自身に合った介護職求人を見つけましょう。