サ高住を辞めたい理由は?理由7選と辞めたい時の解決策について
著者: ゲートウェイ
更新日:2023/12/22
公開日:2022/01/03
サ高住で働いている方の中には「辞めたい」と悩んでいる方もいるでしょう。介護職は離職率の高い業界でもあり、サ高住を辞めたいと考えている介護職員も少なくありません。今回は、サ高住を辞めたい理由や辞めたい時の解決策をお伝えします。サ高住を辞めたいと悩んでいる方は、まず今記事で同じ境遇の人が抱える悩みや解決策を押さえ、その後の行動を決めましょう。
サ高住を辞めたい理由7選
サ高住に対して「比較的仕事が楽」「介護度の低い入居者が多い」といったイメージを持っている方もいるでしょう。しかし、実際に辞めたいと考える人も多く、その主な理由は以下7つです。
サ高住を辞めたい理由①やりがいが感じられない
サ高住はあくまで住まいを提供するサービスであり、主な仕事内容は安否確認や生活相談、掃除・家事などの生活援助です。さらに入居者は元気な方も多く、それほどサポートを必要としない方も多くいらっしゃいます。そのためこれまでのスキル・経験を活かしてバリバリ働きたい方からすると、身体介護や直接的なサポートが少なくやりがいが感じられずに辞めたいと考えてしまう方も多いようです。また介護資格を取得して初めての職場がサ高住の場合も、身につけた知識やスキルが活かせないとして、やりがいを見失ってしまうケースも少なくありません。
サ高住を辞めたい理由②スキルが身につかない
スキルアップのためにサ高住に転職した、あるいは介護職としてスキルアップを目指している場合、身体介護が少なく元気な入居者さまが多いサ高住ではなかなかスキルが身につかないことも。向上心を持って働いている方からするとサ高住の仕事は物足りなく感じてしまい、徐々に辞めたいと考えてしまう方も少なくありません。
サ高住を辞めたい理由③思っていたよりも仕事がきつかった
上記2つの理由とは反対に、サ高住が楽だと聞いて就職・転職したけど思っていたよりもきつかったとして辞めたいと考えてしまう方もいます。近年高齢者の数が急増したことで、サ高住も増加。そ基本付帯の安否確認や生活相談サービスだけでなく、本格的な身体介護を提供する、認知症や医療依存度の高い高齢者を受け入れるなどサ高住も多様化しつつあります。見守りを中心にゆったり働けると思いサ高住へ就職・転職したからすると、「身体介護が多かった」、「夜間のコールが多く休む暇がない」といった理由から疲弊してしまう方も多いようです。
サ高住を辞めたい理由④聞いていた仕事内容と違う
見守りや生活援助が中心業務と思っていたにもかかわらず、フロント業務や身体介護業務など予想外の兼務が多かったという事例もあります。訪問介護事業所が併設されている、かつ事業所が直接介護サービスを提供するサ高住の場合は、訪問介護業務を兼務することも。サ高住が身体的負担なく落ち着いた雰囲気の中で働けると思っていた方は、思いがけず忙しいギャップに辞めたいと考える方も多くいます。
サ高住を辞めたい理由⑤前職と同じサ高住なのに仕事内容も雰囲気も全く違う
サ高住からサ高住に転職してきた場合、前の職場とのギャップが大きく、思っていたのと違かったとして後悔してしまう方も。サ高住は多様化していることもあり、ひとくちにサ高住といっても施設ごとの特徴はさまざまです。特に元気な入居者が多くゆったりとした雰囲気のサ高住から正反対のサ高住へ転職すると、そのギャップの大きさに悩まされてしまうことがあります。
サ高住を辞めたい理由⑥入居者との人間関係
サ高住は入居者が自由度の高い生活を送れることから、時にこだわりの強い入居者からのわがままや無理な要求に頭を抱えてしまうことも。入居者の日常生活に密着する仕事であるからこそ、入居者との相性が合わないときついと感じてしまうでしょう。
サ高住を辞めたい理由⑦サ高住の運営体制に問題がある
サ高住は他高齢者向け施設と比べると開設の敷居が低く、介護に関係のない民間企業や個人経営者が運営しているサ高住も少なくありません。介護業界に精通していない事業者が運営していることで、入居者の管理がうまくいかない、十分な収益が確保できない、人員不足や職員の待遇が悪いなど運営体制に問題があるサ高住が存在するのも事実です。実際に2017年には全国で260件ものサ高住が廃業したなど、衝撃的なニュースもありました。しかし、高齢者数の急増によりサ高住の需要は上がり続け、サ高住の登録数も年々右肩上がりです。まだまだ運営体制に問題のあるサ高住もあることから、就職・転職するにあたりその点も見極める必要があります。
サ高住を辞めたい時の解決策
将来的なキャリアが見えない、運営側の改善が見られないなどといった場合、転職が1つの手段です。また仕事内容に不満がある、やりがいを感じないなどといったケースも、サ高住の方針やサービス内容を変えることは難しいため、自分のスキルや働き方にあった職場へ転職することをおすすめします。
サ高住を辞める際の注意点
サ高住を辞める際は、転職先が決まってからがベストです。辞めてからの転職はなかなか転職先が決まらなかった場合に、転職活動に焦って本来の転職目的を見失ってしまうリスクがあります。辞めた後の転職期間は実質無職であるため、早く転職活動を終わらせようととりあえず採用がもらえそうな職場を適当に選んでしまいかねません。現状の悩みが解決でき、かつ自分の目的やキャリアに合った職場で働けるようしっかりと転職活動に臨むことが大切です。
サ高住を辞めたい人が転職で成功するためのポイント
サ高住を辞めることを決め転職に臨む際、成功させるには転職軸を明確にすることがポイントです。前述したように、サ高住を辞めたいと思う理由はさまざまです。辞めたいと思った根本的な原因を解決するために転職を決めたのであれば、次の転職で同じ失敗を繰り返さないことが重要です。たとえばやりがいが感じられないことを理由に転職する場合、どの程度自分のスキルを活かしたいのか、具体的にどういった業務に関わりどう働きたいのかを考えます。転職の軸となる動機が明確でないと職場探しの軸もブレてしまうため、まずは転職の軸を明確にすることが成功への第一ステップです。
【違うサ高住で働きたい!】おすすめの求人例
サ高住を辞めたい方の中には「今のサ高住に不満があるが、サ高住で働くことが好き」「自分に向いている」という方もいるでしょう。ここではサ高住からサ高住へ転職する際の注意点と合わせて、サ高住のおすすめの求人例をご紹介します。
サ高住からサ高住へ転職する際の注意点
サ高住からサ高住へ転職する際、転職の目的を達成するには同じようなサ高住に転職しないことが重要です。サ高住は施設によって提供サービスや働き方もさまざまであり、開設の敷居が低いことから悪質な運営事業者も少なからず存在します。せっかく転職したにもかかわらず、同じ悩みを持ってしまっては転職した意味がなくなってしまいます。そのため求人票だけでなく、気になるポイントは面接でしっかりと確認することが大切です。また経営がうまくいっていないサ高住に転職してしまうと倒産などのリスクもあるため、サ高住の経営状況や入居率も確認するようにしましょう。
サ高住のおすすめ求人例
職種 | 介護スタッフ |
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仕事内容 | サービス付高齢者向け住宅に入居されている入居者様への介護業務全般。 入居施設だからこそ、日中のご様子だけでなく夜間のご様子など、入居者様の生活をトータルにサポートできます。 具体例 |
給与 | (1)月給198,000円~ ※介護職員初任者研修・ホームヘルパー2級 (2)月給208,000円~ ※介護職員基礎研修・実務者研修・ホームヘルパー1級 ・夜勤手当4回分を含む。5回目以降別途支給(6,000円/回) |
雇用形態 | 正社員 |
勤務時間 | (1)07:00~21:30の間で実働8h(休憩60分) (2)16:00~10:00(休憩120分) |
応募資格 | 介護職員初任者研修、介護職員実務者研修、介護職員基礎研修、ヘルパー2級、ヘルパー1級…のいずれかお持ちの方 |
社会保険 | 各種社会保険制度あり(法令通り) |
求人の特徴 | 健康診断、育児・介護休暇、育児・介護短時間勤務制度、制服貸与、資格取得支援制度、社員持株会制度、ウェルカムバック制度 |
サ高住の正社員介護スタッフ求人です。保有資格に応じて給料が変わるため、上位資格の取得を目指すことでキャリアアップだけでなく給料アップも実現できる環境です。介護業務全般やレクリエーションなど、他介護施設と同じような業務内容となるため、スキルを活かしながらやりがいを持って働けます。
サ高住を辞めたい理由はさまざま!辞めたい場合、転職も1つの手段
サ高住を辞めたい人の理由はそれぞれであり、辞めたい場合は転職も1つの道です。サ高住は施設によって特徴が大きく異なる分、イメージや前職とのギャップが大きくなりがちといえます。転職する際は軸を明確に、転職の目的や自分に合った職場を見つけることが重要です。ソラストでは豊富な介護施設の求人を扱っているため、自分に合った職場を見つけてみてください。
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著者プロフィール
ゲートウェイ
異業種含め、人事採用担当として15年以上のキャリアを積んだ経歴を持つ40代男性。現在はソラストの介護採用スタッフとして活躍している。スタッフの負担軽減のため、IT導入や業務ルールの改善に強みを持つ。