高齢者が「住み続けたい」と思える街、調布市で介護職のお仕事を探してみよう

調布市は東京都の真ん中多摩地区に位置する市です。都心へのアクセスが良く穏やかに生活できる地域として子育て世代にも人気があります。神代植物公園など自然も多く、治安が良いので高齢者にとっても安心して生活できる街です。サッカー味の素スタジアムや、東京オリンピックで使用された武蔵野の森総合スポーツプラザなどスポーツ関連施設もあります。

調布市ってどんなところ？

調布市は東京都中央部に位置する人口24万人程の市で、多摩地区の南東部にあります。新宿駅からは京王線特急で20分ほどでアクセスできます。市内の3割以上が緑被地で、飛行場もあるのが特徴です。住宅地としては仙川駅周辺は非常に人気で、KALDIや無印良品など人気のお店が一通りそろいます。歴史ある深大寺の隣にある神代植物公園には約4,800種類の植物が植えられており、四季折々の景色を楽しむことができます。

調布駅前には商業施設が集まっていますがそれだけでなく、調布市以内には沢山の商店街もあります。その中の一つである「天神通り商店街」には調布市に長く住んでいた漫画家の水木しげるの作品中に出てくる妖怪たちのモニュメントがあります。

市の意識調査によれば6割以上が調布市に愛着を感じていると回答しており、住み続けたいという市民も同じくらいの割合です。しかし70歳以上の回答では9割以上が住み続けたいと回答しています。便利さだけでなく安心してゆったりと生活できることを望む方の多い地域です。

調布市の高齢化状況

調布市の人口は2022年1月の時点で237,939人です。このうち65歳以上の高齢者人口は51,549人となっていますから、高齢化率は21.7％ということになります。これは日本全国の高齢化率と比較するとかなり低い数値ですし、日本の中で高齢化率の低い東京都の高齢化率よりも低くなっています。高齢者のうち前期高齢者は23,954人で10.1％、75歳以上の後期高齢者は27,595人で11.6％となっています。調布市の人口はここ数年240,000人前後で減ったり増えたりしていますが、高齢者数は増加し続けており、特に後期高齢者数が増加しています。

地域ごとに高齢化率には違いがあり、福祉圏域別では染地・杉森・布田小学校圏域が最も高齢化率が高く24.5％で、最も高齢化率が低いのは第一・富士見台・多摩川小学校圏域で18.9％となっています。

世帯について見てみると、2019年8月の情報では120,169世帯のうち、70歳以上の高齢者のみの世帯が4,284世帯、70歳以上で一人暮らしの高齢者が6,093人となっています。

調布市の介護施設数から見る介護職のニーズ

調布市の現時点の介護サービス施設数を調べてみると、延べ219件の介護サービス施設があります。サービス別に見てみると、訪問型介護施設が69、通所型介護施設が59、入所型介護施設が25、老人ホームのような特定施設が17、居宅介護支援施設が41、福祉用具の販売や貸与を行っている施設が8となっています。

調布市では地域ごとの整備状況も踏まえ、今後も市内の介護サービス施設の整備を進めていくことになっているようです。特に看護小規模多機能型居宅介護や小規模多機能型居宅介護はニーズは高いものの計画通りに整備が進んでいないという状況のようです。介護職の活躍の場は十分にある地域です。

調布市の介護職の平均給料

調布市の介護職の収入に関してですが、介護職の収入は施設、資格、経験によってかなりの違いがあります。ご自身の希望する働き方によって働ける施設は変わってきます。また、資格や経験に関しては持っているものを活かせる求人を探すのはもちろんですが、現時点の資格や経験ではそれほどの高収入は期待できないということであれば、将来のことを考えて働いて経験を積みながら資格の取得ができる、資格取得支援制度などが整った求人を探すのも一つの方法です。

時期やサイトによって違いはありますが、東京都全体の介護職の平均月収は290,000円前後と全国の中でも特に高くなっています。これは、東京都は求人が多く、高収入のポジションの求人も多くあるということも影響しているでしょう。調布市は区部と比較すると低いかもしれませんが、東京都の中では平均的な賃金の地域です。初任給でここまでの収入は期待できませんが、将来を見据えてしっかりステップアップしていけば、月収300,000円以上も夢ではない地域です。

調布市の介護職求人例

例1)調布市深大寺元町にあるグループホームでの介護助手（正社員）

例2)調布市深大寺元町にあるグループホームでの介護スタッフ（契約社員）

調布市で介護職として働くメリット

情報発信が盛ん

調布市で介護職として働く1つ目のメリットは、調布市が高齢者福祉に関する必要な情報を共有するためにさまざまな方法を利用しているという点です。多くの高齢者福祉に関する施策があっても、多くの人が周知し実際に効果的に機能するかは別な話で、そこが大きな課題となることがあります。調布市はそのような課題もしっかりと意識し取り組んでいることがわかります。

例えば、高齢者が安心して暮らしていくために重要な見守り事業に関してホームページやポスター、チラシだけでなくケーブルテレビやバスの車内放送などのさまざまな方法に取組み、多くの層に周知してもらう機会を作っているようです。このような取り組みは高齢者福祉について理解を深め、協力者を増やしていくことにつながりますから、介護職にとっても働きやすい環境につながるはずです。

在宅医療の提供を支援

もう一つの調布市で介護職として働くメリットは、調布市は高齢者が住み慣れた場所で安心してずっと暮らしていけるように在宅医療の提供にも力を入れているという点です。そのために、在宅医療の相談や紹介を行う相談員を配置しています。市民福祉ニーズ調査によればかかりつけ医、かかりつけ歯科医がいるという回答は約7割となっています。さらに医療と介護の連携に役立つ情報の提供や研修会も実施しています。このような体制が整っていることは、介護職にとっても安心して介護サービスを提供するための要素の一つです。

高齢者が「住み続けたい」と思える街、調布市で介護職のお仕事を探してみよう

調布市は全国的に高齢化率の低い東京都の中でも高齢化率の低い地域ではありますが、市内には5万人以上の高齢者が住んでおり、今後も調布市に住み続けたいという高齢者が多くいます。その希望に応えるためにも市は高齢者福祉のために具体的な施策を実施しています。介護職のニーズも十分にあります。
ぜひ、あなたの資格や経験を活かせる介護職求人を調布市で探してみてください。