医療事務の仕事内容は?未経験でもOK?メリットや診療科別に特徴を紹介

2020/01/03

女性に人気の仕事ランキングで、いつも上位にランクインしている医療事務。働きがいを感じられそうと気になっている人も多いのではないでしょうか。本記事では、「医療事務の仕事ってどうなの?未経験でもチャレンジできるのかな?」と疑問に思っている人のために、医療事務の詳しい仕事内容や、目指すために必要なことを解説します。

医療事務の仕事内容

ひとくちに医療事務といっても、その仕事内容はさまざま。病院やクリニックの規模や種類によっても異なりますが、大きく以下の3つに分けられます。

・受付・会計業務
・レセプト業務(診療報酬請求業務)
・クラーク業務

それぞれ解説していきます。

受付・会計業務

事務とはいえ、医療事務の仕事はパソコンに向かって黙々と仕事をしているだけではありません。病院やクリニックの顔として、受付・会計をするのも医療事務の仕事です。主な業務には、次のようなものがあります。

・初診および再診の手続き
・保険証の確認
・診察券の発行
・電話対応
・次回予約の案内
・医療費の計算、会計

大きな病院では、受付業務と会計業務が分かれていることもあります。いずれにしても、患者を最初に出迎え、そして見送る重要な役割を医療事務は担っているのです。

レセプト業務(診療報酬請求業務)

医療事務の仕事の中でも高い専門性が必要なのが、このレセプト業務です。レセプト業務は以下の2つの作業に分けられます。

・レセプト作成・点検
・保険機関への請求

レセプト作成・点検

レセプトとは「診療報酬明細書」のこと。医師が作成したカルテに記載されている情報をもとに、医療保険制度に従って診療報酬点数を計算します。また、作成されたものが間違っていないかを点検し、間違いがあれば修正します。

保険機関への請求

作成したレセプトを各保険機関(国民健康保険団体連合会または社会保険診療報酬支払基金)に提出し、診療報酬を請求します。これによって病院やクリニックは、患者負担以外の医療費を受け取れるので、正確性が求められます。レセプト業務を通して、病院やクリニックの経営が健全に行われるようサポートするのも医療事務の大切な仕事です。

クラーク業務

クラーク業務とは、患者と医師や看護師との架け橋となり、診察や治療がスムーズに行われるようサポートする仕事のことです。主に規模の大きな病院にある業務で、以下の2つに分けられます。

・外来クラーク
・病棟クラーク

外来クラーク

規模の大きな病院では、診療科ごとにも受付があります。外来クラークとは、各受付に来た外来患者を診察室や検査室に案内、入院・次回予約といった手続きの説明をするのが仕事です。また、医師や看護師のためにカルテを整理・準備するなど、診察がスムーズに進められるようサポートもします。

病棟クラーク

病棟クラークとは、入院病棟のナースステーションで、食事伝票やカルテの管理、入退院や転入手続き、面会者受付など病棟全体の事務対応をする仕事です。手術や検査スケジュールの管理も行うので、事務だけでなく医師や看護師の秘書としての仕事が期待されます。

診療科ごとの仕事内容の特徴

ここまで紹介してきた「受付・会計業務」「レセプト業務」「クラーク業務」は医療事務の基本の仕事内容。他に、診療科によってもその内容には特徴があります。ここでは、気になる人が多い以下4つの診療科について解説します。

・眼科
・歯科
・心療内科
・在宅診療訪問科

眼科の医療事務

眼科特有の医療事務の仕事としては、視力検査やコンタクトレンズの販売があります。全てではないですが、医療事務にこのような業務を任せている眼科もあるようです。

また、眼科は急患や命に関わるようなケースが他の診療科と比べて少ないので、予約のスケジュール通り診察が進むことがほとんど。そのため、比較的落ち着いて仕事ができるのが特徴です。

歯科の医療事務

歯科で医療事務の仕事をする場合、治療方法や治療に使用する材料などを理解したうえで、点数算定する知識が求められます。また、医科にはない歯科独自の専門用語を覚えることも必要です。医院によっては、器具の準備や消毒、ライトの調整といった仕事も任されます。

心療内科の医療事務

心療内科に診察に来る人で、要件を満たしている場合、公費負担医療や労災保険の制度を使って、医療費負担を軽減させることができます。そのため、心療内科で働く医療事務は、これらの手続きに関しての知識が求められます。

また、病院やクリニックによっては、診療補助や予診の一部も医療事務に任せられているところがあるのも考慮しておきましょう。

在宅訪問診療科の医療事務

在宅医療の診療報酬の算定は複雑なため、より専門的な知識が必要です。レセプト業務を極めたいという人にとって、やりがいを感じられる職場と考えられます。

今後も進む高齢化。そんな中で在宅医療のニーズはより高まっていくとされています。社会から必要とされる領域で働けるのも、医療事務の働きがいにつながるでしょう。

医療事務の1日の仕事の流れ

医療事務として働くことをより具体的にイメージするために、ある正社員スタッフの1日をご紹介します。

時間 業務内容
08:30 ・開院前の準備
院内の清掃、午前の診療予約状況の確認、カルテの準備など
09:00 ・午前診療
受付、会計業務(合間にレセプト業務)
12:30 ・昼休み
13:30 ・午後の診療準備
午後の診療予約状況の確認、カルテの準備など
14:00 ・午後診療
受付、会計業務(合間にレセプト業務)
17:00 ・診察終了
院内の清掃、打ち合わせ
17:30 ・終業(時期によってレセプト業務で残業あり)
※病院・配属先ごとに詳細は異なります

医療事務を目指す前に知っておきたいこと

「医療事務に興味があるけれど、今から目指せるかな?」と気になっている人もいるでしょう。そんな人に知っておいてもらいたいのは、医療事務は年齢に関係なく目指せる仕事だということ。その理由を詳しく見ていきます。

医療事務は難しい?未経験でも大丈夫?

医療の仕事というと、転職には経験が必要だと思っている人も少なくないでしょう。しかし、医療事務は未経験であってもチャレンジできる仕事です。実際に、未経験でも応募できる医療事務の求人は数多くあり、未経験から転職している人もたくさんいます。

もちろん医療専門職のひとつである医療事務は、高い専門性を求められるため覚えることはたくさんありますが、多くは業務に携わりながら学んでいくので、採用時には経験を問われないことが多いです。

医療事務におすすめの資格は?

医療事務の仕事をするのに必須の資格はありません。しかし、資格の勉強をすることでスキルアップできますし、資格手当がある職場なら給与アップも狙えます。また未経験で転職する場合、資格を持っていることで有利になることも多いです。

主な医療事務の資格には次のものがあります。

・医療事務技能審査試験(メディカルクラーク)
・医療事務 管理士技能認定試験
・診療報酬請求事務能力認定試験
・医療事務認定実務者


医療事務の仕事は大変?メリットは?

医師や看護師とともに医療チームの一員として働く医療事務。大変なこともありますが、それでも多くの人が医療事務として働き続けるのには理由があります。ここでは医療事務として働くメリットを見ていきましょう。

自分が病院にかかるとき役に立つ

医療事務として働くと、医療費や手続きをはじめとした医療全般への理解が深まります。これらは日常生活で、自分や家族が病院にかかるときにも役立ちます。例えば、明細をチェックして金額の内訳を確認できます。また、治療に必要な手続きや大まかな流れなどがイメージできるため、いざという場面でも慌てないですむでしょう。

年齢や場所を気にせず働ける

専門性の高い知識やスキルが求められる医療事務。一度経験すれば、そのスキルは一生ものといえます。即戦力として経験者を募集している病院も多いので、年齢に関係なく転職できるのも魅力のひとつです。育児や介護が落ち着いたから再就職したいなど、ブランクのある人にも人気があります。また、病院やクリニックは全国どこにでもあるので、引っ越しなどで住む場所が変わっても仕事探しには困りにくいでしょう。

仕事と私生活のバランスが取れる

正社員だけでなく、パートや派遣など、雇用形態が多様なことも医療事務の特徴です。そのため、育児や介護中はパート、落ち着いたらフルタイムで働くなど、自分のライフスタイルに合わせた働き方ができます。

未経験で一生もののスキルが身につく!医療事務は将来有望な仕事

未経験でもチャレンジでき、医療の専門職として、どこでも通用する医療事務。仕事内容も多岐にわたり、また医療機関によっても特徴があることから、キャリアプランや働き方も選ぶことができます。高齢化が進み、医療の需要が高くなるこれからは、ますます活躍の場が広がるでしょう。医療事務が気になっている人は、ぜひチャレンジしてみてはいかがでしょうか。

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