デイサービスの仕事内容とは?介護職の1日の流れや役立つ資格を解説
著者: ゲートウェイ
更新日:2025/10/30
公開日:2021/01/28

デイサービスの仕事内容を理解することは、介護職を目指すうえで大切です。本記事では、送迎や入浴介助、レクリエーションなど一日の流れから、施設規模や職種別の特徴まで詳しく解説します。放課後等デイサービスやリハビリ特化型施設の仕事内容も取り上げ、未経験者が知っておきたい資格や給料相場まで幅広くまとめています。
目次
Q 利用者さんとのコミュニケーションで気を付けるポイントは何ですか?
Q デイサービスでのチームワークを円滑にするコツは何ですか?
デイサービスの主な仕事内容
デイサービスでは利用者さんが安心して過ごせるよう、送迎から介助、健康管理まで幅広い業務が行われます。ここでは代表的な5つの仕事を紹介します。
利用者さん送迎業務
利用者さんの自宅と施設間を安全に送迎する運転業務を担います。車椅子や歩行補助具を使用する方の乗降を丁寧にサポートし、乗車中も体調変化に注意を払いながら声かけを行います。緊急時には迅速な対応が求められ、安心して通所できる環境づくりに欠かせない重要な役割です。
入浴・食事介助
利用者さん一人ひとりの身体状況に合わせて入浴準備や洗身をサポートします。食事では配膳や形態調整、摂取の見守りを行い、衛生管理や栄養バランスにも配慮して快適な食事時間を提供します。安全に配慮した介助と細やかな観察が求められるため、利用者さんの健康維持に直結する大切な業務です。
体操・レクリエーション支援
筋力維持や転倒予防を目的に、軽運動やストレッチなどの体操を指導します。さらに季節行事や手工芸、音楽活動など利用者さんが楽しみながら参加できるレクリエーションを企画します。体調や興味に合わせて無理なく継続できる内容を工夫し、心身の活性化や交流促進に役立てます。
健康チェック・バイタル測定
到着時や活動前後に血圧、体温、脈拍などを計測し、日々のデータを記録します。わずかな体調変化も見逃さず早期に対応することで、重大な健康トラブルを未然に防ぎます。異常が見られた場合には、医療機関や家族への迅速な報告を徹底し、利用者さんが安心して過ごせる環境を支えます。
利用者さん・家族との連絡相談
利用状況や体調の変化を家族へ丁寧に伝え、日々の様子を共有します。介護や生活に関する悩みや要望を聞き取り、必要に応じてケアマネジャーや医療機関と連携して解決策を提案します。家族との信頼関係を築きながら、利用者さんを中心とした支援体制を整える重要な役割を担っています。
【デイサービスの仕事内容】1日の流れ

デイサービスは決められたスケジュールのもと1日を過ごします。以下はデイサービスでの1日の流れと仕事内容の一例です。
| 8:00 | 出勤・1日のスケジュールやご利用者様の確認 |
|---|---|
| 9:00 | 送迎完了・利用者さんの体調チェック 利用者さんに合わせて入浴や機能訓練を行う |
| 11:30 | 昼食の準備 |
| 12:00 | 昼食・食事介助のサポート スタッフは入れ替わりで休憩 |
| 13:30 | 体操やレクリエーションなど |
| 13:30 | 体操やレクリエーションなど |
| 15:00 | おやつ・食事介助のサポート |
| 15:30 | トイレ介助やおむつ交換などを行い、帰宅準備 |
| 16:00 | 自宅へ送迎 |
| 16:30 | スタッフは施設に戻り、ミーティングや片付けを行う |
| 17:00 | 業務終了 |
施設の提供サービスや形態によってデイサービスの1日の流れはさまざまです。なかにはリハビリを中心に行うデイサービスもあり、仕事内容も施設によって異なります。
また、一般的な介護サービスでは夜間対応も含まれますが、デイサービスは日中の利用であるため、基本的に夜勤はありません。決められた時間のみの出勤がほとんどです。
【職種別】デイサービスでの仕事内容

デイサービスでは、確保しなければならない職種や人数が法令で決められており、上記の職種の人員が必要です。人数も、看護師が1人以上、介護職員が1人以上(利用者数による)、生活相談員が1人以上、機能訓練指導員が1人以上で、生活相談員、または介護職員のうち1人以上は常勤である必要があります。
ここでは、それぞれの職種ごとにデイサービスでの仕事内容を紹介します。
管理者・施設長
管理者や施設長は、施設の管理や運営、人材マネジメント、業務マネジメントなどのスタッフの調整や管理を行います。また、収支管理や育成支援も業務のひとつです。
大規模な施設では、1施設ごとに配置することになっていますが、規模が小さい施設では、介護の実務も兼務するケースもあります。基本的に施設管理者は日勤のみの施設が多いです。
介護職員(介護士)
デイサービスにおいて、実務部分を行うのが介護職員です。利用者さんの入浴や排せつ、食事など身の回りのサポートを行います。業務日誌の作成や、福祉用具の管理、掃除洗濯、花見や誕生会などのイベント開催なども仕事に含まれ、安定した生活を送れるように支援します。また、ご家族と施設との連携も重要な役割のひとつです。
生活相談員
その名の通り、利用者さんやご家族の相談に乗ったり、スタッフや外部関係者と連携を取ったり、調整を行います。入退所手続きや施設案内、サービス計画書の作成など事務作業も多く担い、苦情などの相談に応じることもあります。
また、デイサービスの生活相談員は、他の施設と比べると利用者さんのケアを中心とした業務が多く、比較的、調整業務は少なめです。
看護職員(看護師)
デイサービスの看護職員は、健康管理をはじめ、介護士では対応できない医療処置などを行います。バイタルチェックや服薬管理など、基本的な医療処置はもちろん、日頃から利用者さんの健康状態を把握し、異常がみられないか観察するのも仕事のひとつ。デイサービスでは医師が常駐していないため、体調に異変があった場合の一次対応も、看護職員の仕事です。また、入浴管理や介護士のサポートなど利用者さんの援助もすることがあります。
機能訓練指導員
機能訓練指導員の役割は、利用者さんの身体機能の向上や維持を図ることです。機能訓練時のサポートや指導、バイタルチェックや体力測定を行います。また、一人ひとりの身体状況や希望、自宅環境に合わせて具体的な目標を設定する「個別機能訓練加算計画書」などの計画書作成も重要な仕事です。
レクリエーションや体操などを通して運動習慣を身につけるように働きかけ、利用者さんが楽しみながら目標に向かって機能訓練ができるようにサポートします。
【施設別】デイサービスでの仕事内容
| デイサービスの種類 | 特徴 |
|---|---|
| 少人数制できめ細かな支援を提供 | |
| 大人数を対象に充実した設備と多様なプログラムを提供 | |
| 認知症緩和のプログラムを提供 | |
| 歩行訓練や筋力トレーニングなどを提供 | |
| 施設へ宿泊できるサービスを提供 |
デイサービスにも、一般的なものからリハビリ特化やお泊りができるものなど、さまざまな種類があります。5つのサービスについて、特徴を紹介します。
小規模デイサービス(地域密着型通所介護)
少人数制を活かし、利用者さん一人ひとりに合わせたきめ細かな介護を実施します。送迎や食事、入浴などの日常支援に加え、家庭的な雰囲気を大切にした対応が特徴です。地域住民や家族と密接に連携し、安心して通える環境を整えることで、利用者さんの心身の安定や地域とのつながり維持に貢献します。
大規模デイサービス(大規模型通所介護)
多人数を受け入れられる広い施設で、専門スタッフによる多彩なプログラムを提供します。大浴場や機能訓練室など充実した設備を活用し、入浴介助や機能訓練を効率的に実施します。看護師やリハビリ職など多職種が連携し役割分担を明確にして支援するため、利用者さんはより高度で多面的なサービスを受けられます。
認知症対応型デイサービス
認知症の方を対象に、記憶や感情に配慮した個別対応を重視します。回想法や音楽療法など認知機能の維持や改善に役立つ活動を取り入れ、心身の安定を図ります。介護スタッフは専門研修を受け、行動や感情の変化に応じて柔軟に対応できる体制を整備し、利用者さんと家族双方が安心できる支援を提供します。
リハビリ特化型デイサービス
理学療法士や作業療法士が中心となり、個別リハビリプログラムを実施します。運動機能の回復や自立支援を目的に専用機器や設備を駆使し、在宅生活の維持に必要な体力づくりを支援します。短時間利用も可能で、日常生活に取り入れやすい柔軟なサービスを提供することで、利用者さんの生活の質向上を目指します。
お泊りデイサービス
通常の通所介護に夜間宿泊サービスを組み合わせ、柔軟なサポートを行います。家族の急用や介護者の休養時に対応できる体制が整っており、夜間の見守りや緊急時対応も可能です。利用者さんは昼夜を通して安心して過ごせ、家族も負担を軽減できるため、在宅介護を長期的に続けるための重要な選択肢となります。
デイサービスに求められる役割とは?
デイサービスは高齢者が自宅で安心して暮らし続けるために、心身の健康維持から家族支援、地域とのつながりづくりまで多様な役割を担っています。ここでは、その重要な3つの役割を詳しく解説します。
利用者さんの心身機能を維持・向上させる支援を行う
個別機能訓練やリハビリプログラムを実施し、体力や運動能力を維持・向上させる取り組みを行います。脳トレや趣味活動など認知機能を刺激するレクリエーションを取り入れ、日常生活に必要な活力を保つことも重視します。さらに栄養管理や定期的な健康チェックにより、身体面と精神面の両方を継続的に支える環境を整えます。
家族の介護負担を軽減するサポートを提供する
日中の預かりサービスによって家族が安心して仕事や休息の時間を確保できるよう支援します。介護に関する相談窓口として情報提供を行い、不安や悩みを和らげる役割も担います。緊急時や短期利用にも柔軟に対応する体制を整えることで、家族が無理なく在宅介護を続けられるよう多方面からサポートを行います。
地域との連携を通じて高齢者の社会参加を促進する
地域イベントやボランティア活動への参加を支援し、高齢者が社会と関わりを持ち続ける機会を提供します。自治体や医療機関との連携を強化し、安心して暮らせる地域環境づくりにも貢献します。さらに地域住民との交流を増やし、孤立を防ぎながら社会的つながりを維持することで、利用者さんの生きがいづくりをサポートします。
デイサービス職員の給料はどのくらい?

デイサービス職員の平均給与額:294,440円
厚生労働省によると、令和6年の通所介護職員(常勤)の平均給与は294,440円です。ほかの介護施設職員の多くは、平均給与が300,000円を超えていることから、デイサービス職員は、この業界の中で比較的給与が低いことがわかります。
給与が低い理由として考えられるのが、デイサービスの運営時間が日中で、夜勤がないことです。非常勤となると、さらに平均給与は218,710円と下がります。
デイサービスで働くメリット・デメリット
| デイサービスで働くメリット | デイサービスで働くデメリット |
|---|---|
| ・未経験から始めやすい ・規則的な生活を送れる ・体力的負担が少ない |
・業界内では給与が低い傾向にある 利用者さんとの関係を深めるのに時間がかかる ・体力的負担が大きい |
デイサービスは未経験でも始めやすく規則的な生活を保ちやすい一方で、給与が低めで体力面の負担が生じる場合もあります。両面を理解したうえで自分に合う職場環境を見極めることが、長く安心して働くための第一歩です。
デイサービスで働くメリット
デイサービスは、未経験でも始めやすく、規則的な生活を送れるなどのメリットも多数あります。ここでは、3つのメリットについて紹介します。
未経験から始めやすい
デイサービスは、経験や資格がなくても就業しやすいのがメリットです。介護や介助の必要がない利用者さんも多いため、専門的な知識・技術がなくても対応できる業務も多くあります。
介護業界に興味がある、自分に合っているか試してみてから資格取得を目指したいなど、はじめて介護業界に転職する方にもデイサービスはおすすめです。
規則的な生活を送れる
介護の仕事では24時間対応が必要なケースが多いですが、デイサービスは日中の運営です。そのため夜勤がなく、シフトが決まっていることが多いため、生活のリズムを保ちやすいでしょう。施設によっては土日・祝日が休みの場合も多く、子育て中の方でも子どもとの時間を持ちながら仕事ができるのも大きなメリットです。
体力的負担が少ない
介護の仕事は体が資本、というイメージを持っている方もいるかもしれません。しかし、デイサービスの利用者さんは要介護度が低い方が多いため、他の介護施設と比べると身体介助に入る機会があまりなく、体力的負担も少なめです。
体力に自信がないけど介護の仕事に挑戦したい、という方にも始めやすいでしょう。
デイサービスで働くデメリット
デイサービスは、未経験でも始めやすいなどのメリットがある一方、業界内で給与が低い傾向にあるなどデメリットもあります。上記の2つのデメリットについて紹介します。
業界内では給与が低い傾向にある
デイサービス職員の平均給与について、前述で紹介しましたが、デイサービスでは夜勤がないぶん、他の介護施設より給与が安くなる傾向があります。そのため、人とのつながりや、業務内容にやりがいを感じる方には気にならないかもしれませんが、給料の高さがやりがいにつながる方は向いていない可能性もあります。
利用者さんとの関係を深めるのに時間がかかる
デイサービスでは、顔を合わせる利用者さんは毎日変わります。入所型の施設の場合には、毎日同じ利用者さんに会えるため、信頼関係を築きやすいでしょう。利用者さんと信頼関係を深めるためには時間が要することを留意し、じっくりと向き合うことが求められます。
体力的負担が大きい
利用者さんの移乗や入浴介助など、体への負担がかかる場面があります。特に腰や膝への負荷は大きく、長時間の立ち仕事や中腰姿勢が続くことによって疲労が蓄積しやすい職種です。十分な休憩を取りづらい状況もあり、慢性的な体力消耗に注意する必要があります。
デイサービスの仕事が向いている人・向いていない人

| デイサービスの仕事が向いている人 | デイサービスの仕事が向いていない人 |
|---|---|
| ・高齢者との関わりに喜びを感じる人 ・介護の仕事に興味がある人 ・プライベートも充実させたい人 |
・人との対話が苦手な人 ・臨機応変な対応が苦手な人 ・体力面や健康管理に不安がある人 |
デイサービスは利用者さんとの交流や生活支援を中心とした業務が多く、人との関わりが好きな方には魅力的な職場です。一方で、体力や柔軟な対応が必要となり、ここではそれぞれの特徴を紹介します。
デイサービスの仕事が向いている人
高齢者と関わることが自然である、喜びを感じるという人には最適な仕事です。デイサービスは日勤がほとんどのため、プライベートも充実させたい場合にもおすすめ。上記以外にも、ケアやサポートに抵抗がなく、常に新たな技術を学ぶ意識が高い人も向いているといえるでしょう。
また、細かな変化に気づく必要もあるため、観察力やコミュニケーション能力に長けている人にもぴったりです。生活支援をしながらも、会話も重要なため、人の話を聞くのが好きという人も向いています。
デイサービスの仕事が向いていない人
多くの利用者さんと日常的に会話を重ねるため、対人ストレスが強い人には精神的な負担が大きくなります。利用者さんの体調変化や突発的な事故への対応では、冷静さと柔軟な判断力が欠かせません。さらに入浴介助や移乗など身体的負担の大きい作業があり、腰や膝への負荷も避けられない場面があります。体力や継続的な集中力に自信がない方、人との関わりを避けたい方にとっては難しさを感じやすい職場といえるでしょう。
デイサービスで働くために必要な資格とは
デイサービスで働くために、どの職種で、どのような資格が必要なのかなど、気になる疑問についてお答えします。また、無資格でも働ける職種についても紹介します。
取得した方がいい資格とは?
同じデイサービスであっても、働く職種によって必要な資格は異なります。
機能訓練指導員は理学療法士や作業療法士、看護職員は看護師などの国家資格の保有が必須です。しかし、生活相談員は自治体や施設によるものの、無資格でも可能な場合があります。職種ごとに必要な資格や採用要件は以下の表をご確認ください。
| 職種 | 役立つ資格・必要な資格 | 採用要件 |
|---|---|---|
| 管理者・施設長 | 社会福祉主事任用資格 社会福祉施設長資格認定 |
施設によって異なる |
| 介護職員 | 介護職員初任者研修 介護福祉士実務者研修 介護福祉士など |
未経験・無資格でも可能 |
| 生活相談員 | 社会福祉士 精神保健福祉士 社会福祉主事任用資格 |
各自治体や施設により資格要件は異なる |
| 看護職員 | 看護師 准看護師 |
必須 |
| 機能訓練指導員 | 看護師 准看護師 理学療法士 作業療法士 言語聴覚士など |
必須 |
そもそも無資格・未経験でも大丈夫?
デイサービスの求人には、無資格・未経験が多くあります。なぜなら、デイサービスには専門的な介護関連の資格や実務経験がなくても、対応できる仕事が多いからです。
また、実務的な面は働きながら身につけられ、より専門的なスキルを身につけたい、スキルアップしたい場合には資格を取得するとよいでしょう。
【デイサービスで資格なしでもできる職種】
・管理者・施設長
・介護職員
・事務
未経験からデイサービスへ転職するには?

未経験からでも、デイサービス介護職員への転職は可能です。介護職初任者研修や実務者研修の資格を持っているなら、デイサービスでもきっと役に立つでしょう。可能なら事前に取得しておくのがおすすめです。
転職する施設を選ぶ際には、施設ごとの特徴をしっかり確認しましょう。利用者さんの人数や施設の種類によっても、働き方が変わります。デイサービス施設だから、と決めつけず、業務内容についてはしっかりとチェックしましょう。
ワークライフバランスを重視する場合には、とくに土日・祝日が休みか、残業はあるかなど、シフトについても要チェック。施設ごとに給与も異なるため、自分が納得できる給与かどうか求人情報から確認をし、希望に合う施設を探しましょう。
デイサービスの仕事内容に関するよくある質問
Q デイサービス職員の一日の残業や休日出勤などの働き方は?
A. 一日の残業は少なく休日出勤も限られる働き方です。
デイサービスは日中営業が中心でシフトが決まっているため、残業は比較的少ない職場です。送迎時間の延長や利用者さんの急変時に多少の残業が発生する場合はありますが、長時間に及ぶことはまれです。休日出勤も施設の休日設定に沿うため、予定を立てやすく家庭との両立がしやすい働き方といえます。
Q 利用者さんとのコミュニケーションで気を付けるポイントは何ですか?
A. 傾聴と尊重を意識した会話が信頼構築のカギです。
高齢者一人ひとりの体調や性格を尊重し、ゆっくりとした話し方と傾聴姿勢を心がけることが大切です。否定的な言葉を避け、表情や声のトーンにも配慮することで安心感を与えられます。体調や認知機能に応じた対応を心掛け、相手の気持ちを受け止めながら信頼関係を築く姿勢が求められます。
Q デイサービスでのチームワークを円滑にするコツは何ですか?
A. 情報共有と感謝の姿勢が協力体制を強化します。
送迎や入浴介助、レクリエーションなど多くの業務を連携して進めるため、職員同士の情報共有が欠かせません。朝礼や終礼での報告・連絡・相談を習慣化し、役割分担を明確にすることで業務の抜け漏れを防げます。感謝の言葉を積極的に伝え、互いを尊重する職場風土づくりが円滑なチームワークにつながります。
Q デイサービスでの記録や報告書作成にはどのくらい時間がかかりますか?
A. 記録作成は利用者さん一人につき数分から十数分が目安です。
利用者さんの体調や活動内容、介助の詳細を記録する業務は一人あたり数分から十数分程度です。紙媒体や電子記録システムを活用し、効率的にまとめる工夫が求められます。終業時にまとめて記入する場合もありますが、業務中に随時入力する施設では残業を抑えながら正確な報告書を作成できます。
デイサービスの仕事内容を知り転職を目指しましょう
デイサービスは高齢者の心身機能を維持し、家族の介護負担を和らげる重要な役割を担っています。本記事では一日の仕事内容や施設別の特徴、必要な資格や給料の目安まで幅広く解説しました。未経験でも挑戦しやすく、規則正しい生活が送りやすい点は大きな魅力です。自分の適性やライフスタイルに合った働き方を見極めるための情報として役立ててください。
実際に転職を検討する際は、ここで得た知識を参考に求人情報を丁寧に比較することが大切です。ソラジョブ介護では、全国各地の地域やさまざまな勤務条件から自分に合うデイサービスの職場を探せます。納得のいく就職先を選ぶことで、安心して長く働ける環境が整えられるため、ぜひ一度検索してみてください。
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著者プロフィール
ゲートウェイ
異業種含め、人事採用担当として15年以上のキャリアを積んだ経歴を持つ40代男性。現在はソラストの介護採用スタッフとして活躍している。スタッフの負担軽減のため、IT導入や業務ルールの改善に強みを持つ。