埼玉県3位の人口を持つ街。小江戸情緒あふれる川越市で介護職を探してみよう!

川越市は埼玉県の南西部に位置する市で、人口は県内で3番目に多い約35万人です。市内にはJR埼京線・東武線が走り、都心まで30分程というアクセスの良さもあり、便利なショッピングモールもあるベッドタウンとなっています。江戸時代から商業の中心地としてにぎわってきた地域で、今も残る歴史的な小江戸川越の街並みは国内外から人気のある観光地となっています。そんな川越市で働く介護職員さんの状況をこのコラムでお知らせします。

川越市ってどんな市?

川越市は埼玉県内で3番目の人口をもつ自治体。JR埼京線直通の川越線、有楽町線・副都心線直通の東武東上線、西武新宿線が通っていてアクセスも便利です。現在、人口は緩やかに増加しており、今後しばらくは人口が増えていく見込みです。

川越市の水はけの良い土地に適合するさつまいもは、江戸時代より、米より育てやすく、飢饉の時の非常食にもなることから積極的に生産されていました。この名産のさつまいもをつかったスイーツや、食事のコースを出す和食店もありです。

川越市の気候に関してですが、川越市の年平均気温はほぼ16℃です。年間通して穏やかな気候ですが、近年はヒートアイランド現象の影響があり、夏季の暑さは厳しくなっています

川越市の高齢化状況

川越市の人口は2020年1月の時点で353,301人となっており、このうち高齢者は94,046人なので高齢化率は26.6%ということになります。高齢者数のうち前期高齢者数が47,321人、後期高齢者数が46,725人。そして後期高齢者数のうち11,008人は85歳以上となっています。

世帯の状況に関しては、市内の全世帯のうち「高齢者がいる世帯」は40%超あります。内訳を見ると、高齢者世帯のうち「高齢者夫婦の世帯」が28%、「高齢者一人暮らしの世帯」は34%。つまり、高齢者のいる世帯のうちの6割以上が「高齢者のみの世帯」ということになります。要介護等認定率は約16%で、県全体の認定率とほぼ同じ程度で、全国の認定率と比較すると低くなっています。

将来在宅医療が必要になった際の過ごし方に関しては、市が2019年に市内で実施したアンケート調査によると50%を超える調査対象者が在宅での介護を希望するが実際には難しいだろうと考えています。理由としては最も多い回答であった家族への負担に次ぎ、病院や介護施設の方が安心できるとの回答が多く選ばれており、安心のために専門的な介護や医療体制を希望する高齢者が多いことがわかります。

川越市の介護施設数と介護ニーズ

川越市には延べ380件の介護サービス施設があります。サービス別に見てみると、訪問型介護施設が101、通所型介護施設が99、入所型介護施設が48、老人ホームのような特定施設が11、居宅介護支援施設が89、福祉用具の販売や貸与を行っている施設が32となっています。

すこやかプラン・川越ー川越市高齢者保健福祉計画・第8期川越市介護保険事業計画を見てみると、これまでも介護施設の増設は行われてきましたが、さらに令和5年の目標値として17施設の増設が挙げられています。今後介護職のニーズはますます高くなる地域だと言えるでしょう。市も国や県の制度を利用した介護職人材確保のための取組みをしていますから、今後も介護職の求人は十分にあると考えられる地域です。

川越市の介護職員の給与は埼玉県の平均よりやや高い

川越市の介護職の平均収入を、大手求人サイトを参考に見てみます。埼玉県全体の介護士やヘルパーの平均月収は25.5万円、川越市のそれは25.7万円となっていました。日本全国の介護職の平均収入と同程度をまたはやや高額期待できるエリアだと言えるでしょう。

実際に川越市の介護サービス施設の求人を見てみると資格や経験、職種によっては平均を超える収入が十分に期待できる求人も見られます。特に介護職としてこれまでキャリアを積んでこられた方は、管理職の求人に挑戦することもできるでしょう。その場合300,000円を超える月収も可能です。現時点では資格や経験があまりないという方は、求人サイトには無資格から挑戦できる介護職求人もありますから、積極的にキャリアアップを目指していきましょう。

川越市の介護求人例

例1)川越市鯨井にあるグループホームでの介護スタッフ

こちらはグループホームでの介護スタッフです。落ち着いた環境の中、認知症をわずらう利用者さんの機能を大切に、集団生活をサポートしていただきます。

例2)川越市鯨井にあるショートステイでの介護管理職

こちらはショートステイ施設の管理職のお仕事です。ホテルのように短期間で利用者が変わることが多いショートステイで、人員管理や収支管理を行いつつ、相談業務や時には介護実務にも携わっていただきます。

介護士が川越市で働くメリットは?

地域包括支援センターが広く認知されている

川越市のメリット1つ目は、川越市は介護に関する情報を市民が気軽に得られるための取組みをしており、地域包括支援センターが広く認知されているという点です。

すこやかプラン・川越ー川越市高齢者保健福祉計画・第8期川越市介護保険事業計画によると、高齢者にとって困ったときの相談窓口となる「地域包括支援センター」の認知度が高いことがあげられます。例えば、65歳以上で要介護認定を受けていない人の中での認知度は56.0%、40歳以上で要支援・要介護認定を受けている人の中での認知度は70.0%にも上ります。これは、平成28年に札幌市で65歳以上の方を対象にしたアンケートが「29.9%」だったことを考えると、地域・年度の差はあれ高いと言えるでしょう。

これは、高齢者が必要なタイミングで適切な介護サービスを受けられることにつながります。重度化する前の適切なタイミングで介護サービスを開始できることは、介護サービスを提供する側にとっても大きなメリットとなります。

在宅医療・介護連携の推進

川越市はすこやかプラン・川越ー川越市高齢者保健福祉計画・第8期川越市介護保険事業計画の中で「切れ目のない在宅医療・介護提供体制の構築に向け、多職種連携を引き続き推進する」としています。 例えば、市と医療と介護の関係団体からなる「コミュニティケアネットワークかわごえ(CCNかわごえ)」で、人生会議や自立支援の在り方等を内容としたエリアミーティングを実施するなど、積極的な取り組みがなされています。

医療介護連携に興味がある介護士さんにとって、興味深い取り組みがある地域と言えるでしょう。

小江戸の情緒あふれた街並み

川越藩出身の松平信綱や柳沢吉保が江戸幕府に重用されたり、春日局の住居が川越の喜多院にあったりと、江戸時代に徳川将軍家との縁が深かった川越は、「小江戸川越」として親しまれ、多くの観光客が訪れます。蔵造りの街並みや時の鐘といった古い街並みを歩いたり、菓子屋横丁で名産のさつまいもスイーツを食べたりするのが特に人気。都内からアクセス便利なことから、気軽な1dayトリップの行先としても人気です。

何かとストレスがたまることが多い介護職員さんも、休日は食物繊維豊富なさつまいもを使ったスイーツを食べながらウオーキングして、心身をリフレッシュできそうです。

埼玉県3位の人口を持つ街。小江戸情緒あふれる川越市で介護職を探してみよう!

川越市は埼玉県の中で3番目に人口が多く、今も増加傾向にあります。現時点では高齢化率は全国的に見ても高くありませんが、将来的に高齢化率は高くなり、後期高齢者の割合も増加することが予想されています。

都心に近いこともあり、介護職員の平均給与は埼玉県平均よりやや高く、市では介護施設の増設だけでなく、地域包括支援センターの周知や医療介護連携など、高齢化福祉に対して多面的なアプローチをしています。

これから介護職として働き始めたいと考えている方にとっても、今までのキャリアを生かして働きたいと考えている方にとっても魅力のある川越市で、求人が探してみませんか?